施設訪問記 コビー動物病院 老犬・老猫ホーム
2018.02.12 (老犬ケア)
山口県宇部市にある「コビー動物病院 老犬・老猫ホーム」を訪問し、お話をお伺いしてきました。
施設は、宇部空港から車で10分ちょっという場所にあるため、お出かけの際のペットホテルとして利用される方も多いのだとか。
冷暖房完備で、日当たりがよく明るい室内。
敷地内には、動物病院も併設されており、獣医さんが毎日往診し、老犬・老猫の状態をチェックしてくださるので、体調に不安のある愛犬・愛猫を持つ飼い主さんも安心です。
老犬になってもトリミングが必要なワンちゃんは、獣医さんや飼い主さんと相談しながら、トリマーさんによるシャンプーやカットも定期的に行っています。
いろいろな施設が、同じ敷地内にある理由は、施設の始まりがペットショップだったから。
ペットショップと動物病院を利用されていた老犬の飼い主のおじいさんが、入院されてしまったことがきっかけだったそうです。当初は、すぐに退院できると考えていましたが、体調があまり思わしくなく、予定通りに退院できなくなってしまったそうです。
おじいさんをずっと待っている老犬。
ホテルの料金も利用日数に応じて、どんどん高額になってしまいます。
日割りではなく、年単位でお預かりしていれば、飼い主さんと老犬の不安は少ないのではないか。大切な愛犬と生涯一緒に暮らす予定だったのに、様々な事情によりそれができなくなってしまったとき、飼い主さんのために何かできることはないかと考え、老犬、老猫ホームを始めることにしたそうです。
施設の特徴は、少数飼育でアットホームな雰囲気の中、1匹1匹に手をかけてあげること。
「飼い主さんにとって大切な家族の一員である動物たちのお世話を、飼い主さんと一緒に相談しながら、何かお手伝いできれば・・・」とお話するスタッフさんの傍らには、寝たきりのダルメシアン君。優しく体を拭かれながら、うっとりとした表情をうかべて、私たちの話し声に耳を傾けてくれていました。
- 既存施設の有効活用 老犬介護ホームみなかみ温泉寶ホテル(2016.03.16)
- 施設訪問記 老犬ホームPinky(旧名:シニアドッグホームPinky)(2022.05.23)
- 施設訪問記 箱根強羅 老犬のおうち(2018.05.09)
- 老犬に服を着せるメリットは?介護服についても解説(2024.03.27)
- 老犬の命を守るフィラリア症予防について(2024.03.24)
- 犬の尻尾の役割は?注意点とともに解説(2024.03.21)