老犬ホームってどんなところ
愛犬と過ごす時間はかけがえのないもの。
でも、高齢になり介護が必要になると、飼い主の負担が大きくなり、一人では抱えきれないこともあります。
そんなときに頼れる存在が『老犬ホーム』。
愛犬の快適な晩年を支えるための施設の魅力や、選び方、料金について詳しくご紹介します。
大切な家族の一員であるワンちゃんのために、最適な選択肢を考えてみませんか?
2013年の動物愛護法改正により、飼い主には愛犬を最期まで飼い続ける「終生飼養」の責任が明記されました。
老犬ホームは、家庭での介護が困難になった際の、新しい終生飼養の形として、動物愛護管理法に基づき正しく運営されている施設です。
老犬ホームとは
老犬ホームは、高齢のワンちゃんをお預かりし、安心して過ごせるお世話をするための施設です。
日中だけの「デイケア」や短期間のお預かり「ショートステイ」に対応している施設もあります。
最近では、ワンちゃんの寿命が延びたことで、寝たきりになったり、夜鳴きや徘徊など認知症の症状が出たりして、飼い主のサポートが必要になることが増え、犬の介護が飼い主にとって心身ともに負担になり、一人でお世話を続けるのが難しい場合もでてきています。
老犬ホームは、そんな飼い主に代わって愛情を持ってお世話する場所として生まれました。
また、飼い主が亡くなられた後に、ご家族が住宅事情やアレルギーなどでワンちゃんを引き取るのが難しい場合にも、大切な家族である愛犬をお預かりする役割を果たしています。
このようなサービスで猫を対象とした施設は、老猫ホームと呼ばれています。

老犬ホーム・動物病院・自宅介護の比較
■1.お部屋の環境
『老犬ホーム』
長期滞在を前提とした広めのお部屋が中心のケースが多いです。
ドッグランなどの設備もあり、他の犬との適度な刺激がある環境です。
『動物病院』
衛生管理が行き届いた環境です。
衛生面を主軸にした入院設備(ステンレスケージ等)での生活になるケースが一般的です。
『自宅介護』
住み慣れた家、家族の匂いに囲まれた、ワンちゃんにとって最もリラックスできる環境です。
■2.医療体制
『老犬ホーム』
日々の健康管理が中心で、病気やケガなどの対応は、施設近隣の提携動物病院や、お預けの愛犬のかかりつけ動物病院との連携が主です。
獣医師や愛玩動物看護師がいない施設では、点滴、服薬等の対応ができないケースがあります。
『動物病院』
獣医師・看護師による24時間の医療管理が可能で、持病の急変にも即座に対応できる安心感があります。
体調の急変だけでなく、日々の点滴や服薬等にも問題なく対応できます。
『自宅介護』
飼い主が一番の理解者として、愛犬の細かな変化に寄り添うことができますが、飼い主自身が、24時間、異常に気づき、判断し続ける精神的負担があります。
■3.夜間の体制
『老犬ホーム』
夜間でも、有人、またはカメラ監視体制がある施設が多く、見守りを行います。
高齢犬のお世話に精通したスタッフが対応することで、飼い主は休息を確保できます。
夜間は無人になる施設もありますので、事前に夜間のお世話の体制を確認しましょう。
『動物病院』
入院体制にあわせた監視体制となるケースが多いですが、夜間は無人になる病院もあります。
対応は病院ごとに異なりますので、事前に夜間のお世話の体制を確認しましょう。
『自宅介護』
家族がそばに寄り添うことができます。
愛犬の変化にすぐ気づける距離感は、何よりの安心に繋がりますが、夜間のお世話が続くと、慢性的な睡眠不足により、飼い主の日常生活に支障をきたすリスクがあります。
■4.費用
『老犬ホーム』
年間50〜150万円程度。立地やスタッフ数により変動します。
長期利用を見据えて、ペットホテル、入院料金より抑えた設定が一般的です。
最新の料金相場はこちらからご確認ください。
▶老犬ホーム・老猫ホーム利用料金相場(2025年11月)
『動物病院』
介護目的の長期預かりに対応する病院は現状まだ少ない状況です。
その場合、宿泊費用の積み上げ計算になり、ホームより高額になるケースがあります。
『自宅介護』
追加の費用は抑えられますが、介護グッズの購入が必要になる場合があります。
■5.飼い主と愛犬の過ごす時間
『老犬ホーム』
ご希望の時に、面会に行くことが可能です。
面会時に長時間、愛犬と過ごせるよう、面会専用エリアを設けている施設もあります。
また、LINE等で毎日の様子を報告してくれる施設もあります。
『動物病院』
医療施設のため長時間の面会に向かないケースがあります。
『自宅介護』
最期まで一分一秒を共に過ごし、思い出を積み重ねることができます。
一方、介護疲れにより「心から愛犬を愛おしく思える余裕」がなくなるリスクを考慮する必要があります。
■6.看取りへの対応
『老犬ホーム』
終生飼養・看取り対応可能な施設が多く、葬儀や埋葬まで相談できる場合もあります。
最期の時を慣れ親しんだ自宅で迎えられるよう、看取りの際に帰宅を勧める施設もあります。
『動物病院』
延命治療の相談はスムーズですが、最期は自宅を勧められるケースも多いです。
『自宅介護』
大好きな家族、慣れ親しんだ環境のもとで最期を迎えられます。

老犬ホームの料金体系
老犬ホームは、いくつかの料金プランがあります。
たとえば、月ごとや年ごとに契約を更新するプランや、ご利用開始時に一括で支払いを済ませる「終身一括プラン」などがあります。
料金は施設によって大きく異なり、年間で50万円程度から150万円を超えることもあります。立地や提供されるサービス内容と照らし合わせて、自分に合った価格帯の施設を選ぶことが大切です。
また、入居時に一時金が必要な場合があるほか、医療費などの実費は多くの場合、飼い主が別途負担する必要があります。そのため、基本料金以外の費用についてもしっかり確認しましょう。
愛犬にぴったりの施設を見つけるために、事前に詳細を確認し、無理のないプランを選びましょう。
▶老犬ホーム・老猫ホーム利用料金相場(2025年11月)

運営形態のちがい
愛犬のお預かりには、動物愛護管理法に基づいた2つの形態があります。
どちらの契約になるかで、愛犬の所有権の扱いが大きく異なります。
■保管
愛犬の所有権を飼い主様に残したまま、一定期間お預かりする形態です。
■譲受飼養
愛犬の所有権を施設へ譲渡(移転)し、施設が一生涯の責任を持って飼養する形態です。
愛犬をお預かりするサービスを運営するためには、動物愛護管理法に基づき、各自治体から「動物取扱業」の登録を受けることが義務付けられています。
この登録を受けるためには、単に申請するだけでなく、自治体が定める「施設の設備要件」を満たし、さらに専門知識や経験を持つ「動物取扱責任者」を設置することが法律で定められています。
また、登録を受けた施設は、施設内やホームページ等へ登録内容を掲示・表示する義務があります。
老犬ケアでは、掲載しているすべての施設に対して、事前に「動物取扱業登録証」を確認しています。
法律を遵守し、自治体の基準をクリアした施設のみをご案内していますので、安心してご相談ください。

老犬ホームの選び方
老犬ホームを選ぶときには、次のポイントを意識してみてください。
■立地
面会時の通いやすさや、緊急時のアクセスを考えると安心です。
■価格
無理のない範囲で、サービス内容に見合った価格を選びましょう。
■設備・環境
愛犬が快適に過ごせる施設かどうか確認しましょう。
施設の設備やインテリアではなく、今まで愛犬が過ごしてきた環境から、変化の少ない環境を選ぶと、愛犬へのストレスを軽減できます。
■オーナーやスタッフとの相性
犬への考え方や接し方が自分の価値観と合っているかはとても大切です。
飼い主のみなさまが、常に施設でのお世話の状況を見ていることはできないので、「この方なら信頼できる」と思えるスタッフがいる施設を選びましょう。
見学時には、スタッフが愛犬の名前を愛着を持って呼んでいるか、施設特有の匂いが抑えられているかといった細部もチェックしてください。

老犬ホーム利用にあたってよくある質問
Q.
寝たきり・夜鳴きがあるといった愛犬でも、老犬ホームは利用可能ですか
A.
寝たきり・夜鳴きがあっても利用可能です。
ただし、スタッフの配置等の兼ね合いから、状況によって受け入れられない場合があります。
また、住宅地に立地しているなど、一部の施設は夜鳴きの愛犬を受け入れられない場合があります。
愛犬の状況、ご希望施設により変わりますので、詳細は老犬ケア相談デスクまでお問い合わせください。
Q.
狂犬病・混合ワクチンが未接種の愛犬でも、老犬ホームは利用可能ですか
A.
原則、狂犬病・混合ワクチンの接種は必要です。
ただし、高齢などの理由で獣医師から接種猶予の指示が出ている場合、ほとんどの施設は猶予証明書の提出を条件に利用可能です。
狂犬病・混合ワクチンはお預けの愛犬だけでなく、一緒に生活する他の愛犬、そしてお世話するスタッフの安全のためにも必要ですので、ご利用の際は接種をお願いします。
Q.
老犬ホームのお預かり料金は、いつ支払いますか
A.
多くの施設はご利用開始まで、またはご利用開始時のお支払いとなります。
また、入居中の医療費等を事前にお預かりする施設の場合、不足分が発生した時点で追加でのご入金が必要となります。
クレジットカード、交通系IC、各種QRコード支払いに対応している施設もあります。
Q.
自宅から老犬ホームまで、送迎してもらえますか
A.
送迎対応をしている施設は多くあります。
施設ごとに条件(送迎範囲・費用等)が異なります。
詳細は老犬ケア相談デスクまでお問い合わせください。

老犬ホームのご利用相談なら
老犬ホームのご利用で迷ったら、2015年から多くの飼い主のみなさまに全国の老犬ホームをご案内してきた老犬ケア相談デスクにご相談ください。
あなたと愛犬に最適な選択肢を一緒に考えます。
▶電話相談
フリーダイヤル(通話無料):0120-732-303
平日 10:00~17:00
▶メール相談
メールでの相談はこちらから
▶LINE相談
LINEでの相談はこちらから

介護のノウハウを知る
介護用品を調べる
\ 相談無料 /
相談デスク 電話受付 平日 10:00~17:00
お問合わせの際は老犬ケアを見たというとスムーズです。
電話受付:平日 10:00~17:00、お問い合わせは老犬ケア 相談デスクにつながります。
- 介護のノウハウを知る
PR
老犬ホーム・老猫ホーム情報・ご入居相談なら【老犬ケア】。
老犬・シニア犬(大型犬・中型犬・小型犬)の介護ノウハウ、介護用品、老犬ホーム情報をご提供します。
用語集や犬種図鑑など、愛犬に関するお役立ち情報も満載。
愛犬の介護のことなら老犬介護・老犬ホーム情報提供サイト【老犬ケア】まで。