「施設訪問記 Caramelpapa(キャラメルパパ)」。【老犬ケア】

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施設訪問記 Caramelpapa(キャラメルパパ)

2019.04.03 


キャラメルパパ外観兵庫県明石市にある老犬ホーム「Caramelpapa」を訪問し、オーナーの岡田真一さんにお話を伺ってきました。

2018年の3月に移転してきたというこの場所は、山陽電車 林崎松江海岸駅から徒歩10分ほど。老犬の預かりの他にもデイサービスや出張介護、出張トリミングなどもおこなっていて、お預かり中のお世話からデイサービスの送迎まで、岡田さんがすべて一人で担当されています。

物心ついた頃からずっと犬と暮らしてきたという岡田さん。犬に関わる仕事がしたいとこれまで30年間トリミングサロンを運営されてきました。そんな中で老犬介護サービスについて考え出したのは2015年頃からだといいます。

「トリミングのお客さんの犬がだんだん弱っていくのを目にする機会が多くなってきたんです。よそで断られた老犬のトリミングを引き受けることもあって、そこから老犬というものが頭に入り出しました。」

トリミングサロンと同時に運営していたペットホテルで預かっていた犬が高齢になり、普通のペットホテルとしての限界を感じ始めていたことから、「だったら老犬ホームとして預かって責任がとれるようにしよう。」と本格的な老犬介護施設の運営を決意されたそうです。

この日預かっていたのは、独り暮らしの飼い主さんの愛犬。お仕事がある平日はデイサービスで朝8時から夜7時まで、週に1回はお泊まりの条件で利用されています。

「実は昨日寝てないんですよ。この子昼間は寝てるんですが、夜は徘徊するので。立てないから、こけて立って、こけて立って。夜間も含めて面倒見るというのがペットホテルと老犬ホームとの大きな違いです。」

キャラメルパパ

一人ですべてを見ている体力的な問題や時間的な問題はなかなか難しいものがあり、今後の課題も多いとのことですが、岡田さんが何よりも辛いのは看取りの瞬間。お世話していた時間や看取った情景が走馬灯のようによみがえって、ずっと飼っているような感覚になるそうです。

「老犬介護サービスは手をつけたら一番しんどい仕事。でも、これから一番必要なサービスだと思っています。」

Caramelpapaを始めるにあたって、犬の捨て場にはしたくないというのが岡田さんの理念でした。郊外にあるドッグラン付きの広い施設も魅力的ですが、目指したのは街中にあるハイグレードホテルなのだそう。

「老犬の状態を考えると、広いドッグランを走り回るより、天気のいい日に海岸沿いをのんびりお散歩するくらいがちょうどいい。広い土地を求めて郊外に出るよりも、アクセスの良いおしゃれな施設で飼い主さんに安心して預けてもらえるようにしたいと思っています。まだこの施設にも満足していませんし、これからやりたいことがたくさんあります。」

キャラメルパパ内観

本格的にサービスを始めて1年たち、老犬のことをもっともっと勉強しないといけないと痛感しているという岡田さん。それと同時に、安易に犬を飼って面倒を見きれなくなるケースが少しでもなくなってほしいといいます。

「老犬介護は本当に大変です。ノイローゼになってしまう人も少なくありません。電話で泣き出す人もいます。話すことで楽になるのであれば、何でも相談してほしいと思います。あきらめて、犬を放置したり叩いたり蹴ったりは絶対にダメです。」

もっと世間に老犬介護施設の存在を知ってもらい、飼い主さんの負担を減らしたいという目標と同時に、ペットブームによる衝動飼いを減らす仕組みができないかという熱い思いを語ってくださいました。

「自分の両親が亡くなった歳に近づくにつれて、今から何ができるかと考えた時に思ったのが犬への恩返しだった」との思いから始められたこの老犬ホームは、岡田さんの真摯な気持ちがそのまま体現されている素晴らしい施設でした。

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