「老犬の味覚と食欲」。【老犬ケア】

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老犬の味覚と食欲

2020.02.05 (老犬ケア)


老犬の食欲人はさまざまな味を感じて、味を言葉で表現することができますが、犬は美味しいとか不味いということは言いません。飼い主は食欲や食べる速さで愛犬が気に入ったかどうかを判断することが多いでしょう。

基本的に犬は毎日同じフードを食べることが多く、飽きてしまわないのか不思議に思う方も多いのではないでしょうか。老犬の食欲が急に落ちた時や大好きだったおやつに興味を示さなくなったときは病気なのか、わがままなのか判断に迷うことがあります。
犬の味覚は年齢とともに変化することがあるのでしょうか。

■犬の味覚

人も犬も、舌には味を感じる細胞である「味蕾」があります。ただ、人の味蕾に比べて犬の味蕾は1/4~1/5しかないため、人に比べると味の種類や感度が低く、塩味を感じにくいともいわれています。
一番感じやすいのは甘味で食欲や嗜好性に大きく関係しています。ほかには苦味や酸味も感じているようですが、犬にとっての味覚は美味しさを感じるというよりも、食べても害がないか、腐っていないかなど、野生動物だった頃の本能の名残として食物として危険かどうかを判断する働きが重要になっているようです。
また老犬になると、味覚や嗅覚が衰えてくることで好物や食欲に変化がでることがあります。

◾️甘味が好きでも砂糖を与える必要はない

犬の味蕾の中で一番感じているのは甘味と書きましたが、だからといって砂糖や甘味料を与える必要はまったくありません。自然界に砂糖はないため、あえて与えると糖尿病や肥満などの原因になりかねず、人工甘味料は添加物なので、それらを使用したおやつやフードを与えることは、健康的にも良いとはいえません。
自然界にある甘味は肉の脂肪分や野菜や果物などに含まれている甘味で、乳製品なども好みます。

◾️視覚や味覚よりも「嗅覚」

きれいにお皿に盛りつけられた手作りフードを目にする機会も増えましたが、犬は人間のように見た目の美しさや、おいしさを想像して食事をすることはありません。どちらかというと、食べられるものかどうかを判断して、平らげてしまいます。
人の1億倍ともいわれる嗅覚は記憶にも直結し、過去に食べて好みだと思った食べ物を記憶していますから、さつまいもやカボチャなど甘味を感じる食材をフードに加えると、その臭いが刺激になって、食欲が増すことがあります。逆にウンチの中に未消化のフードの臭いなどが残っていると、その臭いを感じてウンチを食べてしまうケースもあるようです。

◾️老犬の食欲が落ちたときは

老犬の食欲が落ちた時は、ひと手間を加えて食欲が増す工夫をしてみましょう。
たとえば、冷たい食事よりも人肌程度の温かさを感じたほうが本能的に食欲も増すことがあるので、茹でた肉やさつまいもなどを加えてみるのも良いでしょう。また、水分を含んでいるほうが食べやすい傾向があるため、ウェットフードを加えてみるのも一案です。
ただ、味付けの濃いものに加えていくと、食べ慣れたフードを食べなくなることもあるため、基本のフードにトッピングから始めてみましょう。
それでも食欲が戻らないときは体調を崩している可能性もあるため、体重には注意して、早めに病院を受診しましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子


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