2026.05.31 (老犬ケア)
ペットにかかる年間費用から考える ~愛犬・愛猫と長く暮らすためのお金の備え~
アニコム損保より、2025年の「ペットにかける年間支出調査」が発表されました。
それによると、犬にかかる年間費用は413,416円、猫は195,427円という結果となっています。
犬は前年比99.8%とほぼ横ばいでしたが、猫は109.5%と、全体として費用が増加しています。
こうした数字を見ると、改めてペットとの暮らしには、一定の費用がかかることがわかります。
今回は、ペットとの暮らしにかかる費用について詳しく解説していきます。
■ 医療費は全体として増加、その中でも治療費が上昇
今回の調査で特に注目したいのは、医療費の動きです。
ここでいう医療費には、病気やケガの治療費に加えて、ワクチン接種や健康診断なども含まれています。
こうした医療費全体は増加傾向にあり、その中でも特に「病気・ケガの治療費」は、犬では前年比110.9%、猫では前年比145.2%と、大きく上昇しています。
ペットの高齢化や医療の高度化により、いざというときにかかる費用が大きくなっていることがうかがえます。
■ 日々の暮らしにもかかる費用
ペットにかかる費用は、医療費だけではありません。
・フード代
・ペット保険料
・光熱費(空調など)
さらに犬の場合は、シャンプーやトリミングといった継続的なケア費用も必要になります。
また、近年はペットホテルやペットシッターの利用にかかる費用も増加しており、犬で前年比117.0%、猫では135.2%と上昇しています。
こうしたサービスの利用の増加に伴い、費用面での負担も大きくなってきていることがうかがえます。
■ 年齢とともに費用も増加
若いうちは比較的安定している費用も、年齢を重ねるにつれて変化していきます。
・通院回数の増加
・持病の管理
・介護に関わる費用
こうした要素が重なることで、医療費は徐々に増えていきます。
また、高齢になると、シャンプーやトリミングを受け入れてくれる施設が限られることもあり、ケアの方法や費用も変わっていきます。
さらに、万が一介護が難しくなった場合には、老犬ホームなどのサービスを利用するケースもあり、こうした費用も近年上昇傾向にあります。
■ 物価上昇とペットの暮らし
昨今の社会情勢やインフレの影響により、光熱費をはじめとした生活コストは上昇傾向にあります。
空調管理が欠かせないペットとの暮らしにおいて、電気代の負担は今後も無視できない要素です。
光熱費だけでなく、フードや消耗品の価格も上がっており、ペットにかかる日常的な支出も増えつつあります。
■ 「いつか」ではなく「今」からの備え
愛犬・愛猫との暮らしは、10年、15年、そしてそれ以上続くこともあります。
その中で、病気や介護は避けて通れないものでもあります。
「まだ元気だから大丈夫」と思っている時期こそ、少し先のことを考えて備えておくことが大切です。
・毎月少しずつ積み立てる
・ペット保険を検討する
・万が一の預け先を考えておく
こうした準備が、いざというときの安心につながります。
■ お金の備えも「大切なケア」のひとつ
ペットにとって、安心して過ごせる環境を整えることは、飼い主にできる大切な役割のひとつです。
それは、日々のお世話だけでなく、必要なときに適切な医療やケアを受けられる環境を用意することでもあります。
お金の備えは、少し現実的で考えたくないテーマかもしれません。しかし、それは決して避けることができない、愛犬・愛猫の暮らしを守るための大切な準備です。
これから先も、安心して穏やかな時間を一緒に過ごせるように。
今できることから、少しずつ整えていきましょう。
出典:2025最新版 ペットにかける年間支出調査
老後の備えを考えるうえで、実際にどのくらいの費用がかかるのかを知っておくことも大切です。
とくに介護が必要になった場合や、預け先を検討する際には、事前に相場を把握しておくことで、安心して判断することができます。
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