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散歩のサポート

散歩は老犬にとっても楽しいものであり、体力維持にも有効です。犬は脚力が落ちて歩けなくなると、極端に衰弱が進むので、できるかぎり散歩は続けるよう心掛けてください。ただし、老犬は体調の善し悪しが散歩の意欲に顕著に出ることが多いので無理は禁物です。
肥満になると、関節などに負担がかかります。
脚力の維持と同様、体重管理もしっかりとしましょう。
また、老犬になると筋肉が固くなっているので、ケガをしないよう、散歩前に自宅で軽い運動やマッサージなど、ウォーミングアップをしましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)

介護例1 歩きが遅くなった

老犬の散歩

足を引きずったり、足の裏を痛がるしぐさがないか、確認してください。

足を伸ばしたり縮めたり、足の裏を確認したりして、足や腰の痛みや傷の有無を確認します。肉球の間も確認し、異常がある場合は獣医師に相談してください。

 

また呼吸が乱れていたり、咳を頻繁にするような場合、心臓病が疑われます。すぐに獣医に相談してください。

 

それらの異常がない場合、年齢を重ねたことによる、やむを得ない現象だと考えられます。愛犬の新たな個性と受け止め、付き合っていきましょう。

介護例2 散歩の途中で帰ろうとする

老犬の散歩

介護例1の方法で、足の異常や心臓病の兆候がないかを確認してください。

 

体に負担がなさそうな場合、散歩を続けることが望ましいです。その場で少し立ち止まり、愛犬がまた先に進むようにリードで軽く合図をしてください。

 

合図に応えないときは少し待って、同じ動作を繰り返したり、ご褒美のおやつをあげるなどして、散歩を再開するよう促しましょう。

 

違う日でも同様に途中で帰ろうとする場合、散歩ルートに何か愛犬が避けたいものがあるのかもしれません。散歩ルートを変えてみるのもひとつの方法です。

介護例3 散歩の途中で歩くのをやめてしまう

老犬の散歩

まずは介護例2のように、歩くことを促しましょう。

あまりに嫌がるようなら、抱っこしてあげたり、カートに乗せるなどしてあげましょう。

 

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老犬は脚力の衰えから、自宅から離れることを嫌うケースがあります。

行きは抱っこやカートを利用して、帰りは歩かせる、または散歩の距離が調整できるよう、家の周りを離れない散歩コースに変更するなどの対応をしましょう。

 

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介護例4 階段を嫌がる

老犬と階段

老犬になり脚力が落ちてくると、階段などの段差の登り降りを嫌がるようになります。

まずは階段を上るように促してください。

 

老犬の脚力をできるかぎり維持することが大切です。

その日は断念しても、体調の良さそうな日に再度、階段のある散歩コースに連れて行ってください。

 

それでも階段を上らないようであれば、段差のない散歩コースに変更しましょう。

上り坂や下り坂は脚力維持に効果があるので、坂道のある散歩コースも検討しましょう。

介護例5 暑さ対策

太陽と青空

老犬になると暑さに弱くなります。

 

夏は涼しい早朝、夜間、気温が愛犬の負担にならない時間に、散歩の時間を変えてみてください。

 

散歩中も日なたを歩かさない、日陰で休む、マメに水をあげるなどの対策をしましょう。

保冷効果のある洋服を着せる方法もあります。

 

散歩以外でも、適度にエアコンをかけてあげたり、冷却効果のあるボードなどを使い、愛犬の体温調節を助けてあげましょう。

 

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介護例6 寒さ対策

老犬になると暑さ同様、寒さにも弱くなります。

 

冬は日が昇って温かい日中など、気温が愛犬の負担にならない時間に、散歩の時間を変えてみてください。

 

短毛の犬は洋服を着せてあげても良いです。

 

また、散歩前に家のなかを少し歩かす、足を曲げ伸ばしするなど、少し体を暖めるのも良いでしょう。

 

散歩以外でも、適度にエアコンをかけてあげたり、潜れるように毛布などを用意してあげましょう。

介護例7 散歩に行けない(自力で歩けない)

カートに乗った老犬

老犬になると、脚力が落ち、ほとんど歩けなくなるケースがあります。

 

この場合もハーネスで補助する、カートに乗せるなどして、できる限り散歩を続けてください。愛犬の気分転換になります。

 

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歩けなくなっても、立ち上がるのを補助してあげると、外ではちゃんと歩くケースもあります。

老犬は日により体調や気分が変わります。

歩けないからといって散歩をやめてしまうと、脚力低下に拍車がかかり、愛犬の健康寿命を縮めてしまいので、できるだけ散歩は続けてください。

 

逆に、筋力が無くなっているのに散歩に行きたがり、足先を路面に引きずるなどして怪我をしてしまう場合があるので、犬用の靴を履かせたり、タオルで足先をくるんでから散歩に出るなどの工夫も必要です。

 

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介護例8 熱中症

暑い時期に、呼吸が荒くなる、よだれを垂らす、下痢や嘔吐をする、痙攣を引き起こすなどの症状が現れた場合、熱中症が疑われます。

 

老犬になると体温調節がうまくできなることがあるので、注意が必要です。

特に短頭種、北が原産の犬種、肥満犬、心臓や呼吸器に疾患を持っている老犬は注意が必要です。

 

水を飲ませる、涼しいところに連れて行く、体を保冷材やタオルをあてるなどして、すぐに体を冷やして、様子見ましょう。

痙攣をおこしているなど状態が悪い場合、直ちに病院に連れて行きましょう。

 

熱中症は予防が大事です。

 

室温だけでなく、老犬の生活場所の温度に注意を払って、エアコンの温度を設定しましょう。

最近ではゲリラ豪雨などの発生も頻繁になっており、停電の可能性もあります。

エアコンを使っていても、停電等で停止してしまうことがあるので、直射日光が当たらないようにする、長時間家を空けないなどの配慮をしましょう。

 

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