老犬ホーム訪問記 札幌マイドッグクラブ
2016.05.23
北海道札幌市にあるマイドッグクラブへ、訪問してまいりました。
お伺いしたのは3月中旬、札幌でもすでに雪解けが始まっていました。
マイドッグクラブは、札幌の市街地から国道230号線を走った定山渓温泉の少し手前にある、老犬や老猫などの長期お預かりにも対応するペットホテルです。
230号線を折れ、マイドッグクラブへのまだ多くの雪が残る道を進んでいくと、施設入口で責任者の宮本さんが出迎えてくださいました。
実は宮本さん、以前は設計士という動物とはまったく違う業界に従事されていたそうです。
しかし、もともと犬2頭、猫1頭、その他にも小動物や熱帯魚も飼うという、大の動物好きであった宮本さんは、設計士を辞め、動物学校へ入学、動物関係の仕事する道を選びます。
そして15年前に開業したのが、マイドッグクラブです。
開業当初は資金面などの苦労も多かったとのこと。
それでも大好きな動物たちのために、一生懸命働き、マイドッグクラブの経営を軌道に乗せ、いまでは車で20分ほどのところに新店舗を出店するまでになりました。
マイドッグクラブでは、ケガや投薬で回復の見込みが高い病気などを除き、老犬・老猫の体に負担がかかる手術が必要となるような治療は行ないません。
北海道の大自然、そして周りに民家のない環境を活かし、老犬・老猫であっても、元気な子たちには、ドッグランで1日4,5回運動もさせます。
これらはマイドッグクラブが老犬・老猫たちにその余生をゆっくりと過ごしてもらうことを大切にしているためです。
それでも宮本さんの夢はまだ道半ば。
愛犬・愛猫たちがより一層、快適にその余生が過ごせるよう、これからも少しづつ施設を改善していきたいと力強く語っていました。
これからのマイドッグクラブの進化が楽しみに感じる、そんな訪問でした。
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