愛犬と一緒にお花見へ行こう!
2024.02.16 (老犬ケア)
梅に始まり、地域によっては桜や菜の花など、あちこちで春を感じる花が咲き始めています。
今年こそ、愛犬と一緒にお花見へでかけませんか?
今回は、お花見へ行く際の気をつけるポイントを解説します。
■ 場所選びと移動方法
お花見ができるところは観光地化され、人が多く集まります。愛犬にとって、人混みは大丈夫なのか、避けるべきなのかを見極めることが大切です。事前に犬と一緒に楽しめる場所を探しておくとよいでしょう。
例えば、お花見ができる場所にドッグランが併設されている公園や緑地はないか、よく行くドッグカフェでお花見ができないかなど、調べておくとよいでしょう。
老犬の外出は、できるだけ大きな負担にならないようにしましょう。エリアだけではなく、人が多く集まる時間帯は避けるなど、時間帯も考慮する必要があります。
お花見での移動は、人混みの中へ行く場合、人と犬との体高の差による接触の危険があります。中小型犬ならカートの利用が有効です。
そして、老犬の場合、無理に歩かせる必要はありません。車で移動して、外へ出ずに車内からお花見をする、という選択もあります。
■ お花見ではマナーを守ろう!
【リードをしっかり持って離さない】
一緒に歩いて移動する場合はリードでつなぐことになりますが、飼い主さんとの距離が離れてしまわないようにすることが大切です。ロングリードや伸縮性のリードではなく、スタンダードサイズのリードを使うようにしましょう。
そして、リードはしっかりと手に持ち、離さないことが大切です。
【愛犬の排泄は人混みやお花見エリアから離れた場所で】
たとえおむつやマナーベルトを着用していても、排泄は離れた場所で行うようにしましょう。そして、排泄物は必ず持ち帰りましょう。
【拾い食いをしないようにする】
お花見の場では食べ歩きなどの飲食をしている人も多くいます。人が落とした食べ物をうっかり食べてしまわないようにしましょう。
食べ物だけではなく、いろいろなゴミが落ちている可能性が高いので、注意が必要です。
■ その他の注意点
花が咲く時期は、同時に花粉が飛散します。花粉を吸い込むことで起きる花粉症には注意が必要です。
芽吹いてきたさまざまな雑草、野草に接触することでおこる皮膚アレルギーもあります。愛犬にアレルギーがないか、事前に知っておくと良いでしょう。
また、少しずつ暖かくなってくるこの時期は、春の換毛を迎える頃です。ダブルコートの犬の場合は被毛が多く抜ける季節ですので、周りに毛が広がらないよう、あらかじめブラッシングしておくとよいでしょう。
◾ 最後に
お花見へ行くと、「花」に目が行きがちです。特に人がたくさん集まる場所では、犬が苦手という人もいることを考慮して行動しましょう。愛犬と周囲への配慮を忘れないようにすることが大切です。
良い思い出をたくさん作って、「また来ようね」と言えるようにしたいですね。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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