「犬同士の喧嘩 原因や対処法について解説」。【老犬ケア】

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犬同士の喧嘩 原因や対処法について解説

2024.02.13 (老犬ケア)

喧嘩する老犬散歩中やお出かけ先で、愛犬が他の犬と喧嘩になるケースは少なくありません

犬同士はなぜ喧嘩になってしまうのでしょうか。
今回は犬が喧嘩してしまう理由や、その対処法についてお伝えします。

■ 犬が喧嘩する理由とは

犬が喧嘩する理由はさまざまですが、一般的には以下のようなものが考えられます。

【飼い主さんに対する嫉妬】
多頭飼いの場合、飼い主さんの行動への嫉妬が喧嘩につながる場合があります。なるべく他の犬と平等に接するようにしましょう。
ただし、犬の性格や犬同士の関係性などによって、対処法が異なる場合がありますので、対処が難しい場合には、早めに専門家に相談しましょう。

【おもちゃ、おやつなどの取り合い】
食べ物、おもちゃ、場所などの取り合いが喧嘩の原因になることがあります。

【序列争い】
新しく犬を迎え入れた場合、すでに先住犬がいると序列争いが起こることがあります。
先住犬が高齢犬である場合は、序列争いが起こりやすいと言われています。

【縄張り争い】
犬は、自分が散歩で毎日通っているルートを縄張りと認識することがあります。
縄張り意識が強いオスに見られることが多く、散歩中に他の犬が同じ道を通ると、喧嘩に発展する場合があります。

【メスの取り合い】
発情期のメスがいる場合、他のオスの犬とそのメスを取り合い、喧嘩になる事があります。
突然興奮したようにオス犬同士が喧嘩を始めた場合、メスの取り合いをしている可能性があります。

【遊びから喧嘩に発展】
遊びが激しくなり、噛み合いのような行動になることがあります。遊びが激しすぎると、怪我につながる場合もあるので注意しましょう。

【不安やストレス】
不安やストレスを抱えていると、攻撃的な行動をとることがあります。
この場合、他の犬が自分に近づいた場合や、環境が変化した場合などに多くみられます。
不安やストレスの原因を取り除き、快適な飼育環境を整えましょう。

【疲れている】
犬は疲れているときは、攻撃的な行動をとることがあります。無理をさせず休息させるようにしましょう。

【病気や体調不良】
病気や体調不良の場合も、攻撃的な行動をとりやすくなります。
愛犬の攻撃性が増したと感じたら、気になる体調の変化がないか観察しましょう。症状が見られる場合は、早めに動物病院に行くようにしましょう。

■ 犬の喧嘩の対処法とは?

犬同士が喧嘩を始めると飼い主さんは驚くかもしれませんが、冷静に落ち着いて行動することが大切です。
犬の喧嘩が起こった場合は、以下のような対処法が効果的です。

【見守る】
犬同士の喧嘩は、危険でない場合はできるだけ見守るのがよいとされています。
これは犬同士の喧嘩に人間が介入してしまうことで、より複雑になり激しい喧嘩になってしまうこともあるためです。

【危険度が高い場合は犬同士を引き離す】
喧嘩の危険度が高い場合は、犬同士を引き離し、事故を未然に防ぎます。
噴水やホース、音を使って、犬たちの注意をそらし、安全に引き離しましょう。喧嘩をした犬に落ち着かせる時間を与え、お互いの緊張を解くことが大切です。

【喧嘩を繰り返す場合は専門家に相談を】
愛犬が喧嘩を繰り返す場合、喧嘩に発展するパターンや犬の性格を把握することで喧嘩を未然に防ぐことができます。
対処法が分からない場合は、専門家に相談することで適切なアドバイスを受けることができます。

◾ まとめ

犬が喧嘩する理由はさまざまで、犬の性格や状況によって異なります。犬が喧嘩をしているときは、その状況をよく観察し、原因を把握するようにしましょう。
特に老犬は喧嘩による怪我が心配なので、収まるまで注意して見守ることが重要です。
喧嘩を繰り返す場合や対処法が分からないときは、早めに専門家に相談することをおすすめします。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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