「老犬の肥満は危険がいっぱい?! 予防法についても解説」。【老犬ケア】

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老犬の肥満は危険がいっぱい?! 予防法についても解説

2023.12.07 (老犬ケア)

振り返る老犬愛犬が年をとって太りやすくなった、ということはありませんか?また、太ったことで動きが鈍くなっていませんか?
一般的に、老犬は太りやすいといわれています。寒い時期には散歩も早々に切り上げて、暖かい室内でのんびり過ごしたくなるものですが、愛犬が肥満にならないように気を配る必要があります。

今回は、老犬の肥満の危険性と予防法について、解説していきます。

■ なぜ老犬は太りやすいのか

老犬が太りやすい理由には、いくつかの要因が挙げられます。
ひとつ目に挙げられるのが、基礎代謝の低下です。年齢とともに消化機能や代謝機能が落ちるため、基礎的な消費カロリーが落ちるのです。
次に、年齢とともに活動量が減ることが挙げられます。体を動かす量が減ると筋力も低下し、運動による消費カロリーが低下します。

これらのことから、老犬に必要なエネルギー量は成犬期に比べると2〜3割ほど低下するといわれています。若い頃と同じ量で食事やおやつを与えていたり、飼い主さんが愛犬に与えている食事量を把握していなかったりすると肥満につながる可能性があります。
さらに、持病を抱えている犬の場合、病気や薬が原因で太りやすくなる場合もあります。
それとは反対に、高齢になると消化吸収機能が衰えて痩せる場合がありますので、その際には少量の食事でも必要なカロリー量をとれる食事を与えるようにします。

■ 老犬の肥満による体への影響は?

人間と同様に犬も太りすぎてしまうことで、さまざまな健康面への影響が考えられます。

【腰や膝などの関節や骨への影響】
体重の増加は、弱ってきている関節へ負担をかけることになります。犬種によって発症しやすい関節の病気があり、今大丈夫であっても発症のリスクが高まる場合があります。
年齢とともに骨密度も低下しますので、骨への負担も大きくなり、骨折のリスクが高まります。

【心臓や呼吸器への負担の増加】
皮下脂肪や内臓脂肪が増えることで、臓器や血管を圧迫します。全身へ血液を送る心臓の負担が増えますし、喉周りが圧迫されることで睡眠中にいびきをかいたり無呼吸発作を引き起こしたりすることもあります。
その他、糖尿病や腎臓病など、人と同じように生活習慣から起こる病気の発生リスクが高まります。

■ 老犬の肥満を予防するポイント

【愛犬が必要とするエネルギー量を知る】
愛犬の年齢はもちろん、犬種や活動量によっても必要なエネルギー量は変わります。わからないときは動物病院で獣医に相談するとよいでしょう。
与える食事は動物性タンパク質を中心に、状況に応じて食べる際に咀嚼しやすく消化の良い状態で与えることも大切です。

【食事やおやつを記録する】
愛犬がどれくらいの食事量をとっているかを管理できるのは、飼い主さんだけです。細かい栄養価まではわからなくても、何をどれくらい食べたのかノートに記録することで、1日の食事量を把握していきましょう。記録したものを獣医に見せることで、とりすぎていないかを確認することもできます。
食欲があるからと言って与えすぎていないか、飼い主さん自ら確認することもできますね。

【適度な運動を心がける】
筋力を維持することは肥満の予防だけではなく、精神衛生的にも良い影響を与えます。
こまめに散歩へ出かけたり、室内で軽いタグプレイをしたり、愛犬の体力やペースに合わせて体を動かしましょう。

◾ 最後に

老犬の肥満は、健康面でさまざまなリスクが高まります。肥満を予防するためには、ダイエットをして体重を落とすだけでなく、愛犬の食事内容や運動に気を配ることが大切です。
定期的な健康診断も行い、できるだけ長く健康で元気に暮らせるようサポートしていきましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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