「施設訪問記 猫専門長期預かり くうの家(あさがお)」。【老犬ケア】

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施設訪問記 猫専門長期預かり くうの家(あさがお)

2019.07.02 


にゃんこホームくうの家愛知県名古屋市にある猫専門の老猫ホーム「にゃんこホーム くうの家」を訪問し、オーナーの野村さんにお話をお伺いしました。

野村さんは老猫ホームを始める前から「ペットシッターあさがお」を運営し、猫だけでなく犬も対象とした訪問介護のお仕事をされています。シッター歴は6年。その前は動物病院の看護師としてお勤めでした。

子供の頃から将来は動物の仕事がしたいと考えていた野村さんは高校を出た後に働きながら学費を貯めて動物看護の専門学校へ入学。卒業後は動物病院の看護師として働き始めますが、途中看護師の仕事に行き詰まって違う仕事をしたこともあったそうです。

「何回辞めても、またやっぱり看護師の仕事に戻ってきちゃうんですよね。職場もまた戻ってきたんかぁって受け入れてくれて。結局トータルで20年弱看護師の仕事をしました。」
看護師の仕事にはやりがいを感じていましたが、同時に先の不安もありました。年齢を重ねるにつれて、一日中立って走り回る体力が衰えてきたり、老眼で手術の糸の結び目が見えづらくなってきたり。
病院に通っていた飼い主さんが仕事を辞めペットシッターになったと聞き、いろいろ話をする中で「自分ならもっとうまくできるかも」と思ったのが今の仕事を始めるきっかけになったのだそうです。

にゃんこホームくうの家

「病院を辞める時、院長が送別会で「この人はやらないと気が済まない人だから」と言って快く送り出してもらいました。でも「そのうちまた戻ってくるだろうから」とも言われて、今度は戻らないで独り立ちできるように頑張ろうと思ったんです。」
そしてペットシッターの仕事を始め、色々なお客様と巡り会い、徐々に忙しくなり始めた野村さん。それと同時に、ご自分で飼っていた5匹の愛猫のお世話が難しくなってきました。
仕事が忙しい間、愛猫たちのお世話は人の手を借り「今日からシッターの仕事が落ち着くから」と思っていたその日に、20年以上飼っていた老猫のくうちゃんが亡くなってしまいました。

それまでぼんやりと「いつかは預かりもやりたい」と思っていながら場所や人員を考えて先延ばしにしていたものが、この経験があったことではっきりとした計画になり、2016年から猫専門の預かり施設である「にゃんこホーム くう」をスタートさせました。

にゃんこホームくうの家

現在のスタッフは野村さんの他に6名。ホームページを見て共感し手伝いを申し出てくれたり、知り合いのツテを頼ったりと様々なご縁で集まってきています。
スタッフには全員「常に初心を忘れずに。常に相手の立場になって、飼い主さんのことを一番に考える。」ということを伝えているそうです。
「こういう預かり施設って、見えそうで見えないのが飼い主さんの姿なんですよね。預かる猫ちゃんの後ろには、一緒に暮らしたかったけど暮らせなかった飼い主さんがいるというのを常に頭に入れてもらいたいんです。」と野村さん。

にゃんこホームくうの家

訪問のシッター業務では、老犬の最期の看取りも何度か経験されています。弱っていく老犬の介護だけでなく、愛犬の死に直面して動揺する飼い主さんに寄り添い、励ますことも大切なケアの一つであるといいます。飼い主さんに信頼して任せてもらえることが野村さんの一番の励みになっています。

今後は自分に何かあっても、預かっている猫ちゃんや飼い主さんが困らないように会社の体制を整えていきたいとのこと。
自身が忙しく老猫のお世話がままならなかった経験から「同じような境遇の人が他にもいるだろう」と始められた預かり施設。お世話をする猫ちゃんだけでなく、その飼い主さんの立場に立ってサポートを行うその姿勢が、多くの飼い主さんからの信頼を得ています。
看護師時代に多くのペットとその飼い主さんを見つめてきた野村さんならではの視点が大いに活かされ、人も猫も安心できる施設でした。

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