老犬と旅行をしよう!旅先での注意や必需品をご紹介
2023.10.03 (老犬ケア)
愛犬が年をとっているけど、旅行に連れて行って大丈夫?
このような心配されている飼い主さんは多くいらっしゃるのではないでしょうか。
大丈夫です、愛犬が年をとっても一緒に旅をすることは可能です。しかし、年齢を重ねた犬には若い頃の旅とは違う注意と準備が必要となってきます。
今回は、老犬との旅行について、旅先での注意点や準備しておきたい必需品について解説していきます。
■ 移動の際や旅先での注意点
車での移動の場合はクレートを使いましょう。クレートはしっかりと固定し、体が安定しているか確認します。振動や揺れが少ないほうが、乗り物酔いのリスクを軽減します。
電車での移動の場合は混雑する時間帯を避け、短時間で済むように計画を立てます。
移動中は最低でも1時間に1回くらいは休憩を取るようにします。体を動かし、血行不良にならないようにすることが大切です。こまめに水分補給をすることも忘れずに。
旅先ではリードやハーネスを使用することで、予期せぬトラブルや事故を防ぐことができます。
旅先で他の犬とのふれあうことは、老犬にとって良い刺激になります。その際には相手との体力の違いを考え、愛犬が疲れていないか、嫌がっていないか、様子を観察して対応しましょう。
■ 老犬との旅行での必需品は?
老犬との旅行で準備しておきたい必需品をいくつかご紹介します。
【フード】
食事は愛犬が食べ慣れているものや消化しやすいものを選びましょう。
食事制限がある場合は、必要なものを持参するか、旅行先で適切な食事を用意できるか確認しましょう。
【ペットシーツやおむつ】
老犬は若い頃と比べて、頻尿になっていきます。我慢できずにクレート内でおもらしをしてしまうケースもあるでしょう。
こんなときのために、ペットシーツを敷いておくことはもちろん、犬用のおむつを活用すると良いでしょう。
おむつが苦手な犬にはマナーベルトもおすすめです。マナーベルトはおむつに比べて吸水性が劣りますので、こまめに確認すると良いでしょう。
また、うっかり粗相をしてしまったときなどのために、汚れを水無しで落とせるシャンプーを用意しておくと便利です。
【ウェアや毛布】
体温調節がうまくできなくなっている老犬のために、ウェアや毛布などを用意し快適に過ごせるようにすることも大切です。
【薬やサプリメント】
老犬に持病があり薬やサプリメントを摂取している場合は、十分な量を持参し、予備も用意しておくことをおすすめします。
◾ まとめ
年齢を重ねた犬には若い頃の旅とは違う注意や準備が必要となってきます。旅先で快適に過ごすため、愛犬の健康状態に合わせた準備を行うようにしましょう。
老犬に持病があって旅行へ連れて行けるかわからない場合は、動物病院で獣医さんに相談し、注意点を聞いておくことをおすすめします。
愛犬との旅行は、かけがえのない思い出となります。老犬のペースに合わせて、ゆとりを持って一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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