「老犬にやさしいお薬の飲ませ方」。【老犬ケア】

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老犬にやさしいお薬の飲ませ方

2018.12.12 (老犬ケア)


舌を出す老犬お薬やサプリメントを処方され、なかなか上手に飲ませられないとお悩みの飼い主からご相談を受けることがあります。
粉薬やカプセルタイプなど、いろいろな種類がありますが、効果を得るためには決められた量を一定期間、必ず服用する必要があります。お薬の飲ませ方をまとめてみました。

■飼い主が緊張しない
愛犬も愛猫も感受性が強く、飼い主の行動を先手で読み取ることがあります。「よし!薬を飲ませるぞ!」と意気込んで近づけば、その気持ちを察して逃げ出したり隠れたり、中には口をギュッと結んで絶対に口を開けない子もいます。薬を飲ませる時はリラックスして、手早く飲ませることが肝心です。

■食事全体に混ぜない
大好きなご飯全体に混ぜてしまえばわからないかも・・と食事全体に粉末をふりかけ、混ぜ込んで失敗した経験があると思います。薬の効果を考えると、食べたとしても完食しなければ、薬の効果が期待できないこともあります。
ニオイに敏感な老犬達は、食事自体を拒否することもあり、食欲低下につながりますから、食事全体に混ぜることは避けましょう。

■好物に混ぜる
一番簡単な方法としては、大好きな好物に混ぜたり包んだりする方法ですが、薬だけを避けて吐き出すペットもいます。好物も一口で食べられる大きさにして、口にいれたら軽くマズルや口を押さえて、しっかり飲み込むまで見守ります。
焼き芋やヨーグルト・はちみつなどの甘みを加えると与えやすいようですが、薬の成分が変わると困るので、獣医師にも相談してみましょう。パンなどに包んだ場合、喉に詰まらせないよう気をつけます。しっかり飲み込むと軽くペロッと舌を出すこともあるので、飲み込んだことを確認します。
薬を飲んだあとは、薬を包んでいない同じ好物を与えると、警戒心も薄らぎます。粉末の場合も、一口で食べられるくらいの少量に混ぜ、すぐ食べ終わる量で与えます。警戒なく食べてくれたら、その後にもう一口、薬の入っていない少量を与えると喜びます。

■食欲がない場合
食欲がなく、食べ物を受けつけてくれないときは、直接薬を投与します。
粉末の薬の場合は、水に溶かして与えます。溶かした時に苦味がでないか獣医師に確認し、問題なければ水溶液にした薬をスポイトや針のない注射器にいれて飲ませます。
マズルや口を掴んで、口の横からスポイトを差し入れ、口の奥に流し込むように少量ずつ入れていきます。一気に入れるとむせてしまうこともあるので、気管に入らないよう気をつけます。
錠剤の場合は、少し大きく口を開けます。上顎を上から軽くつかむ感じで、上の犬歯の後ろあたりに親指と人差し指をいれて掴むと口を開けるので、舌に邪魔されないよう喉の奥にむかって錠剤を入れます。この時、強く掴むと呼吸ができずに犬も辛いので鼻の気道をふさがないよう気をつけます。錠剤を奥に入れたら素早く口を閉じて、軽く上を向かせます。のどを軽くさすり、スポイトに用意しておいた水を軽く流し込んであげると一緒に飲み込みます。
一連の動きをすばやく、愛犬に気づかれないようスムーズに行うことが大切です。

■まとめ
大切なことは、飲ませたあとは必ず喜び、頑張ったことをよく褒めてあげてください。老犬は口を開けることや、押さえられること、薬を飲みこむことなど、さまざまな我慢と努力をしています。頑張ったことをよく褒めてもらうことで、次も受け入れる気持ちが芽生えていきます。薬が不要の健康体でいることが望みですが、健康回復のために必要な時は、しっかり与えられるよう、口の周りを触れるよう日頃から準備しておきましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子)


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