犬と楽しむ川遊び 準備物や注意点を紹介
2022.09.14 (老犬ケア)
川遊びは、犬にとっても飼い主さんにとってもストレスを発散できる楽しいイベントです。
しかし、川には危険も多いため安全面での注意が必要です。そこで今回は、犬と安全に川遊びをするための準備物や注意点をまとめてご紹介します。
■ 川遊びの準備物
【ライフジャケット】
多くの犬は溺れずに泳ぐ事ができますが、犬種によっては泳ぎが苦手な犬もいます。
万が一の時に備えて、犬用のライフジャケットを装着してあげると安心です。目立つ色を選ぶと川の中でも見つけやすいでしょう。
【リード】
周囲の人に迷惑をかけないためにもリードを付けましょう。予備のリードもあると安心です。
【飲み水・食器】
熱中症を予防するため、こまめに水分補給をしましょう。
川の水は細菌や寄生虫がいる場合もあり、大量に飲むと感染症にかかることがあります。持参した飲み水を飲ませてあげるようにしましょう。
食器もあると、こぼさず飲ませやすくなります。
【ペット用タオル】
川から上がった愛犬をしっかり拭いてあげましょう。
外遊びで汚れた体をふき取る際にも重宝するので、多めに持ってくのがおすすめです。
【おもちゃ】
おもちゃがあればさらに楽しめます。水に沈まないものを選びましょう。
【吸水性シート】
川から上がったときに広範囲に敷いておくと便利です。
■ 川遊びの注意点
【天候に注意する】
急な天候の変化に注意しましょう。
その場は晴れていても、上流で激しい雨が降ると一気に川の水が増水することがあります。
【地面の安全を確認する】
地面に尖った岩や石や貝殻が落ちていないか確認しましょう。肉球が切れて怪我をすることがあります。
日差しが強い日は地面が熱くなることがあるため、火傷に注意しましょう。
【無理に水には入れない】
初めて泳ぐときは無理に水に入れず様子を見ながらにしましょう。
最初は浅い所で遊び、慣れてきたらおやつやおもちゃを使って遊ぶといいでしょう。
【水分補給・栄養補給をする】
熱中症予防のために適度に水分補給をしましょう。泳ぐことは体力を消耗するため、栄養補給もするとよいでしょう。
【被毛を乾かす】
川遊びのあとは、しっかりタオルドライをしましょう。濡れたままにしておくと体が冷えてお腹や関節にも負担がかかります。
特に、老犬は体温調整が苦手なので低体温に注意しましょう。
【感染症にも注意】
水辺はレプトスピラ症の感染リスクの高い場所です。体調を見ながら、動物病院でワクチン接種の相談をしておくとよいでしょう。
◾ まとめ
川遊びは犬にとって刺激的で楽しいものです。飼い主さんも普段見られない愛犬の様子を見ることができるよい機会かもしれません。
楽しいと犬はついつい遊びすぎてしまうかもしれませんが、老犬の場合は体力を消耗しやすいので飼い主さんが気を配ってあげるとよいでしょう。
体調管理や安全対策を万全にし、愛犬と川遊びを楽しんでください。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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