「薬が嫌いな愛犬におすすめ!薬を飲んでもらうアイデア」。【老犬ケア】

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薬が嫌いな愛犬におすすめ!薬を飲んでもらうアイデア

2022.03.31 (老犬ケア)

伏せをする老犬老犬になると、動物病院で薬を処方される機会がたびたびあるかと思います。
薬が苦手な犬の場合は、毎回きちんと飲ませるのも一苦労。あの手この手を使っても、なかなか薬を飲んでくれない愛犬に、どうしたらよいものかと途方に暮れてしまった経験があるのではないでしょうか。

そこで今回は、愛犬がストレスを感じない上手な薬の飲ませ方について解説。ちょっとしたコツをつかめば、飼い主さんも悩みから解放されるでしょう。

■ 【種類別】犬の薬の飲ませ方

犬の薬には、「粉末」「錠剤」「シロップ」などの種類があります。胃や腸といった消化器官のどこで、いつ溶けるのがいいかを考えて作られています。
例えば、胃で溶けると効果が落ちてしまうような成分を含む錠剤は、胃では溶けず腸で溶けるような仕組みがなされています。
最適な投薬方法は、こうした薬の種類・タイプごとに異なります。

【粉末薬の飲ませ方】
粉末は早く体内に吸収されるため、早い効果が期待できます。粉そのものに強いニオイや味に苦味がなければ、すんなり飲めるでしょう。
抵抗して飲まない場合は、フードや好物にまぶして与えましょう。苦味が強い薬をまぶした場合、フードや好物自体を今後食べなくなる恐れがあるため、食べ物との相性を見て検討してください。
なお、フードや好物にまぶす方法でうまくいかなった場合は、少量のお湯に溶いて液体にして与えます。

子犬や老犬など飲み込む力が弱い愛犬はシリンジを使うのがおすすめです。粉末薬を少量のお水で溶いたら、シリンジで吸い、口の脇から飲ませます。
正面から入れると口の脇からこぼれてしまうので、犬歯より後ろ側の脇から少量ずつ飲ませましょう。

【錠剤の飲ませ方】
錠剤はひと口で飲み込めるように飼い主さんがサポートすることがポイントです。
まずは優しく撫でながら背後から包み込むようにおさえ、片手で愛犬の両あごを持って、上を向かえます。もう片方の手で、そっと口を開けて喉の奥をめがけて薬を落とします。
薬を入れたら数秒はそのまま上を向かせたままキープ。のどを撫でるように数回さすってあげましょう。愛犬が舌をペロペロするのが確認できたら、飲み込めた合図です。
投薬後にシリンジやスポイトで水を飲ませると、薬が胃に落ちやすくなります。

【シロップの飲ませ方】
シロップも粉末薬と同じ方法でシリンジを使って飲ませます。薬にもよりますが、粉末薬と比べると苦味が比較的少なく、犬にとっても飲みやすいかもしれません。

◾ まとめ

薬が苦手な犬は結構多いものです。四苦八苦しながら薬を飲ませている飼い主さんも多いでしょう。なかには投薬用のおやつや投薬補助食品などを活用する方法もあります。動物病院などで販売されているため、獣医師と相談のうえ、最適なものを選んでみてください。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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