「愛犬と楽しみたい冬の食材!与えてもOK?NG?」。【老犬ケア】

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愛犬と楽しみたい冬の食材!与えてもOK?NG?

2021.12.10 (老犬ケア)

老犬とペットフードクリスマスやお正月など、美味しいものが食べられる機会に恵まれる冬の季節。愛犬と一緒に旬の食材を楽しみたい飼い主さんも多いかもしれませんね。
とはいえ、人間にとって美味しい食べ物でも愛犬にとってはNGな食材もあります。
そこで今回は愛犬と味わえるおすすめの冬食材と注意が必要な食材を解説します。

■ 愛犬にもおすすめの冬の食材

愛犬と楽しめるおすすめの冬の食材をご紹介します。ただし、与えすぎると消化不良を起こす可能性があるため、量には十分注意しましょう。

● 白菜
約95%が水分といわれる白菜は、カリウムやカルシウム、食物繊維などが豊富に含まれる栄養満点の食材です。生で食べても大丈夫ですが、芯の部分は硬いため、細かく刻んで与えるか、加熱するなどの配慮をしてください。
また老犬の場合は、飲み込みやすいようにくたくたに茹で、とろみをつけて与えるとよいでしょう。

● 大根
鍋料理にも大活躍する大根は、ビタミンCをはじめカリウムやミネラルが豊富に含まれています。食べ方はすり下ろしたり、小さく切って与えたりするとのどに詰まる心配がなくなります。
また根先になるほど辛味が増すため、真ん中から葉部分に近い方を与えると食べやすいでしょう。

● レンコン
胃腸の働きを助ける作用があるといわれるレンコンは、ビタミンCや食物繊維、ミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。ただし食物繊維の多さから消化不良を起こしやすいため、細かく切り、少量を与えましょう。
レンコンチップスにすれば、おやつ感覚で手軽に与えられますよ。

■ 愛犬には与えてはいけない冬のNG食材

家庭で冬の食卓に出されやすく、愛犬に与えてはいけないNG食材をご紹介します。

● ネギ類(ネギ、玉ねぎ、にんにく)
ネギ類には「アリルプロピルジスルフィド」という成分が含まれており、この成分は犬の赤血球を大量に破壊する恐れがあります。
愛犬があやまってネギ類を摂取してしまうと、溶血性貧血などの中毒症状を起こし、最悪死に至る危険性もあります。

● 生の「カニ・エビ」などの甲殻類
生のカニ・エビにはチアミン(ビタミンB1)を分解するチアミナーゼという酵素が豊富に含まれているため、神経症状があらわれる「ビタミンB1欠乏症」を引き起こす恐れがあります。

● 生の「魚・イカ・タコ・貝」などの魚介類
生の「魚・イカ・タコ・貝」はのどにつまらせる恐れがあるほか、寄生虫(アニサキス)の問題があるので、注意が必要な食材です。また生のイカや貝は甲殻類同様にチアミン(ビタミンB1)を分解するチアミナーゼを含んでいるため、「ビタミンB1欠乏症」のリスクがあります。

◾️ まとめ

季節のイベントが多い冬の季節は、愛犬と一緒に美味しい食事を楽しみたいですよね。
今回ご紹介した注意点を参考に、さらに持病をお持ちの愛犬の場合はかかりつけの獣医師に相談のうえ、食材を与えてください。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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