「梅雨に気を付けたい愛犬の健康トラブル」。【老犬ケア】

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梅雨に気を付けたい愛犬の健康トラブル

2021.07.02 (老犬ケア)

散歩中の老犬雨の日が続き、ジメジメした梅雨の季節。犬にとっては散歩に行けずストレスがたまったり、体調に影響がでたりすることもあります。
そこで今回は梅雨の時期に気を付けたい健康トラブルについて解説します。

■ 梅雨に気を付けたい犬の病気

【食中毒】
湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい梅雨の時期は、食べ物が痛みやすくなります。食べ残しはすぐに処分するようにし、食器も普段より念入りに洗って清潔に保ちましょう。
万が一、食中毒になった場合、発熱や嘔吐を伴う下痢、さらに水分が取れない状況の場合は迷わず動物病院を受診してください。

【耳の病気】
梅雨の時期は湿度が高くなることで、耳の中の細菌やマラセチアが繁殖しやすくなります。それに伴い、外耳炎などの耳の疾患にかかる犬が増える傾向にあります。
犬種で言えば、ダックスフンド、プードル、シーズー、ゴールデンレトリーバーなど耳が垂れている犬種は耳の疾患にかかりやすいでしょう。直接耳を掻いていなくても、頭を頻繁に振ったり、後ろ足で耳のあたりをかいていたりしていたら、耳の疾患を疑ってみましょう。

【皮膚疾患】
被毛に覆われている犬の体は、湿度が高くなることで細菌が繁殖し、皮膚疾患にかかりやすくなります。
小さな膿のかたまりができる「膿皮症」や赤みやフケの症状があらわれる「マラセチア皮膚炎」が梅雨時に注意したい皮膚疾患です。
定期的なシャンプーはもちろん毎日使うベッドやマットはこまめに洗濯して清潔に保ちましょう。

■ 梅雨に行いたい愛犬ケア

【こまめな被毛ケア】
定期的にシャンプーやブラッシングを行い、被毛と皮膚を清潔な状態に。ブラッシングの際にはこまめに皮膚の状態をチェックしましょう。
また耳の中は湿気がこもりやすく、耳の疾患を引き起こしやすくなります。そのためコットンやイヤークリーナーでこまめに耳掃除をして、汚れを優しく拭き取るようにしましょう。

【身の回りを清潔に保つ】
雑菌の温床になりやすいベッドやマットはこまめに洗濯したり、晴れた日には天日干ししたり、身の回りのアイテムは清潔な状態を保ちましょう。
さらに抗菌作用のあるスプレー剤を吹きかけて、細菌が繁殖しにくい環境づくりにつとめましょう。

【食中毒防止につとめる】
食べ物が痛みやすいため、一度開封したフードはしっかり密封して冷暗所で保管しましょう。フード購入の際に早めに食べ切れる小さめサイズを選ぶのもおすすめです。
また食べ物同様に飲み水にも注意を払い、こまめに取り替えて、新鮮なものを与えましょう。

◾️ まとめ

梅雨の時期はジットリとして人間も体調を崩しやすい時期です。そのため愛犬の体調にも気を配りながら、共に厳しい梅雨の時期を乗り越えていきましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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