生まれ月・犬種で違う!?なりやすい・なりにくい病気
2021.05.05 (老犬ケア)
アニコム ホールディングス株式会社は、自社のペット保険の保険金請求データや、独自のアンケート調査の結果をまとめた『アニコム 家庭どうぶつ白書2020』にて、誕生月および犬種ごとになりやすい病気・なりにくい病気があることを発表しました。
今回はその調査結果のもと、誕生月と犬種ごとの特徴をそれぞれご紹介します。
■ 病気になりやすさに違いも!誕生月別かかりやすい病気
アニコム損害保険株式会社によるペット保険の保険金請求データなどを調査した結果、犬の誕生月によって「病気のなりやすさ」や「かかりやすい病気」に違いが見られることがわかりました。
特に4月と9月生まれの犬は、他の月生まれの犬と比べて「病気になりにくい(保険金請求が少ない)」ということ特徴があるのだとか。逆に2月と3月生まれの犬は「病気になりやすい(保険金請求が多い)」という結果が出ています。
さらに犬種別の「誕生月別のなりやすい病気・なりにくい病気」は以下表の通りの結果が出ています。
出典:アニコム ホールディングス株式会社「4月&9月生まれの犬は病気になりにくい!? 人気18犬種が注意すべき病気は?」
4〜10月生まれの犬に比べて、11月〜3月の寒い季節に生まれた犬は、なりやすい病気が多い傾向がみられます。
出典:アニコム ホールディングス株式会社「4月&9月生まれの犬は病気になりにくい!? 人気18犬種が注意すべき病気は?」
■ 人気18犬種で比較!なりやすい病気とは?
また犬種ごとに「なりやすい病気」に特徴があることもわかっています。
例えば人気の犬種トイプードルの場合は、他犬種と比べて「骨折」しやすい傾向がみられます。チワワの場合は心臓病の一種である「弁膜症」に、ミニチュアダックスフントなら「椎間板ヘルニア」にかかりやすいという結果がでています。
さらに人気の18犬種のうち、年間で最も病院代がかかった犬種が「フレンチ・ブルドッグ」という結果に。年間約14万円にものぼり、犬全体の平均額約7万円に比べて2倍ほどの金額になっています。
出典:アニコム ホールディングス株式会社「4月&9月生まれの犬は病気になりにくい!? 人気18犬種が注意すべき病気は?」
なおフレンチブルドックの場合は、短頭種に多くみられる呼吸器系の病気「軟口蓋過長症」や「脳腫瘍」にかかりやすい特徴がみられます。
また、年間平均診療費が2位になったキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、他の犬種に比べて「弁膜症」、「角膜ジストロフィー」にかかりやすい傾向があるそうです。
◾️まとめ
病気も遺伝的な傾向に影響を受けるため、犬種ごとにかかりやすい病気がみられることがわかります。誕生月や犬種別に愛犬の特徴を把握したうえで、普段の健康管理を行うことをおすすめします。
<参照>
アニコム ホールディングス株式会社「4月&9月生まれの犬は病気になりにくい!? 人気18犬種が注意すべき病気は?」
『家庭どうぶつ白書2020』
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