愛犬の臭いが気になる!原因とリビングの臭い対策
2021.03.26 (老犬ケア)
ひとつ屋根の下でともに暮らすことで、愛犬の臭いに慣れてしまう飼い主さんも多いはず。
しかし、来客がある時のことを考えると普段から臭いを抑えておきたいもの。独特な犬の臭いの原因を知って対応策を考えるのも大切です。
そこで今回は気になる犬の臭いの原因とリビング周りの臭い対策をご紹介します。
■ どこからくるの?犬が発する臭いの原因
【一般的な犬の体臭】
犬の臭いの原因はさまざまですが、独特な犬の獣臭は一般的な犬の体臭。からだ全体に存在する「アポクリン汗腺」と呼ばれる汗腺からの分泌液が原因といわれています。
アポクリン汗腺は脂肪分を多く含んだ汗を出すため、この汗が皮脂と混ざり酸化することで強い臭いを発するのです。
【口の臭い】
犬の口臭原因のほとんどは、歯石の付着によるものだと言われています。歯石が溜まると周囲に雑菌が繁殖し、口臭が生じます。
また、大型犬でよだれが多い犬の場合も、唾液で口の周りが汚れることで雑菌が増え、悪臭が発生することがあります。
【耳の臭い】
外耳炎など耳の病気によって、耳の中が膿んで臭いが強くなることがあります。
また垂れ耳の犬の場合は耳の中が蒸れて、ほかの犬種に比べて臭いやすいと言われています。
【お尻の臭い】
犬の肛門腺のなかには強い臭いを発する分泌液が溜まる構造になっています。
通常は便と一緒に排泄されるのですが、自然排出ができず、肛門嚢に溜まったままになってしまうことがあります。分泌液が溜まり続けると、臭いが外に漏れ出し、お尻から臭いを発するようになります。
■ 突然の来客にも安心!リビングの臭い対策
愛犬の居場所はリビングというご家庭は多いのでは?お客さんを通す機会も多いリビングの臭い対策をご紹介します。
【リビングには「空気清浄機」を設置する】
空気清浄機を置くことで、愛犬の臭いだけでなく浮遊する抜け毛も吸い取ってくれるため一石二鳥の働きをしてくれますよ。
【フローリングのお掃除は「アルカリ電解水」で!】
床は肉球から出る皮脂や汗が付着しやすいため、こまめな床掃除は必須。また汚れを浮かせて分解するメカニズムを持つ「アルカリ電解水」は洗剤成分が残らず、すすぎや水拭きの必要がないので使いやすく、汚れもしっかり拭きとってくれます。
【カーペットは重曹でお掃除】
カーペットやマットはどうしても犬の臭いが染みつきやすい代表アイテム。消臭効果のある重曹を使ったお掃除方法がおすすめです。
<重曹を使ったカーペットのお掃除方法>
1. 掃除機でカーペットのホコリや汚れを取る。
2. 重曹をカーペット全体にまんべんなくまく。
3. 掃除用のゴム手袋をはめた手で重曹をカーペットになじませる。
4. そのまま半日放置する。
5. 掃除機で重曹を吸い取って完了
◾️まとめ
いつも一緒に過ごしていると臭いに慣れてしまう飼い主さんは多いですが、訪れた人が気持ちよくリビングで過ごせるよう、普段から愛犬の臭い対策に取り組んでおくとよいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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