費用がかかるTOP3は?愛犬にかける年間支出を大公開!
2020.05.04 (老犬ケア)
愛犬を家族の一員として迎え入れ、ともに暮らすことでかかるもろもろの出費。ドッグフードなどの食費や病気やケガの治療費など、1年を通してさまざまな項目の支出は避けられません。そこで今回は、アニコム損害保険株式会社が行った「ペットにかける年間支出調査(2019年)」を参考に飼い主が愛犬にかける年間支出額についてご紹介します。
■愛犬にかける年間支出は約30万円
アニコム損害株式会社が行った「ペットにかける年間支出調査(2019年)」によると、愛犬にかけた2019年の年間支出は30万6,801円。2018年の年間支出額33万1,615円に比べてわずかに減少しています。
2018年に比べ減少している支出項目は「交通費(前年比34%)」、「光熱費(飼育に伴う追加分)(昨対比77%)、「サプリメント(昨対比77%)」などが挙げられます。逆に増加している項目は「防災用品(180%)」、「日用品(154%)」、「洋服(108%)」など。支出金額が増加している項目は減少した項目よりも多いものの、減少金額の方が上回っていることで昨年に比べて支出合計が減少している結果となっています。
さらに犬の体重別で支出額を比べた調査によると、小型犬が約30万円、中型犬が約31万円、大型犬が約45万円と、体が大きい犬種になればなるほど支出額も増加していくのがわかります。小型犬と大型犬では、なんと15万円もの差が生まれているのには驚きですね。
◾️費用がかかるTOP3!3位は「病気やケガの治療費」。1位、2位は?
2019年で最も支出額が多かった第1位は「フード・おやつ」、次いで第2位が「ペット・保険料」、第3位は「病気やケガの治療費」と続きました。
2018年の場合は、第1位が「フード・おやつ」、第2位が「病気やケガの治療費」、第3位が「ペット・保険料」とランクインしている項目は2019年と全く同じであるものの、2019年は「ペット・保険料」にかける金額が増加し、2018年からワンランクアップしています。
◾️防災意識がアップ!2019年の支出金額から見えてきたこと
【娯楽系を中心に“楽しむため”のお金がアップ】
支出金額が2018年に比べ増加した項目を見てみると、「ペットホテル・ペットーシッター」、「洋服」、「ドックランなど遊べる施設」など、娯楽要素のある項目が目立ちます。金額自体はわずかな上昇になりますが、やはりワンちゃんを家族のように迎え入れ、ともに楽しみたいと考える飼い主さんの意向が調査結果からも見られます。
【ペットの“万が一”を考えるお金がアップ】
2018年に比べて2019年の支出金額は「防災用品」、「ペット保険料」にかける金額が増えています。特に「防災用品」は前年比180%と著しく増加しています。災害が増えている昨今の事情もあり、ペットの万が一を考える飼い主さんも増え、防災意識が高まっていることがわかります。
【「移動」が減り、「おうち時間」を快適にする傾向に】
2019年の支出金額では「交通費」が前年比34%と大幅に減少しています。逆に「日用品」は前年比154%と増加していることから、遠出にかける「交通費」よりも日常的に使用する「日用品」にお金をかけ、より快適な暮らしを求める傾向が見られるのかもしれません。また最近は高性能なおもちゃなど便利グッズがさまざま売られているため、快適性の高い日用品にお金を使う傾向もあるのかもしれません。
◾️まとめ
最近は愛犬用にますます便利なアイテムやサービスが提供されているため、かわいいワンちゃんのためについ色々とお金をかけてしまうこともあるでしょう。今回の調査を踏まえ、ご自身が愛犬のために使う年間費用は高いのか低いのか、比べてみるのもよい機会かもしれませんね。
また今後ワンちゃんを飼いたいという方には、責任を持ってペットを飼うためにどれくらいのお金が必要になるのか、目安が見えてきたのではないでしょうか。ぜひ今後のペットライフのために参考にしてみてください!
ペットにかける年間支出調査 2019|アニコム損害保険会社
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2019/news_0200331.html
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