犬にあげてはいけない食べ物
2015.08.19 (老犬ケア)
おやつは犬にとっての大きな楽しみです。
ただ、食べ物の中には犬にとって害になるものが実はたくさんああります。
欲しがるとついあげたくなってしまいますが、正しい知識を持って愛犬におやつをあげましょう。
<あげてはいけない食べ物の一例>
●チョコレート
カカオの成分であるテオブロミンは嘔吐、下痢、発熱、痙攣などの発作を起こすことがあります。
カカオが入っていないものならOKです。
●乳製品
犬によりますが、基本的に乳糖を消化する酵素を持っていないため、下痢になる場合があります。
●ベーコン、ソーセージ
『肉を加工した食品』は塩分、脂肪分が多いのでNGです。
●コーヒー、紅茶
カフェインを分解できないため、不整脈を起こすことがあります。
●キシリトール
歯の健康によさそうですが、犬の場合、キシリトールの摂取により、インシュリンの分泌を促進させてしまい、低血糖を引き起こしてしまう可能性があります。
●ネギ
ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドが赤血球を破壊し、貧血、血尿、下痢、嘔吐といった症状が出ます。命に関わることもありますが、かなり個体差もあります。
●生卵の白身
生卵の白身に含まれるアビジンという成分が、ビタミンBの一種であるビオチンの吸収を妨げ、ビオチン欠乏症を引き起こします。加熱してあげれば問題ありません。
●レーズン・ブドウ
嘔吐や下痢、腹痛を起こすことがあります。
重症の場合、腎不全から死亡するケースもあります。
おやつに与えないことはもちろん、テーブルの上に置いたあるものを留守中に食べて中毒になるケースもあるので注意が必要です。
ただ、おやつが大好きだった愛犬が、老犬となり、衰弱して食欲がなくなってしまった時は、欲しがる食べ物をあげることも、ひとつの方法です。その場合もあげすぎは禁物、あげた時には嘔吐、下痢、その他異常な症状がでないか注意深く観察することが大切です。
- 旅行と愛犬(2015.04.24)
- 過度なスキンシップにご用心(2015.08.06)
- 大切な愛犬との避難計画は立ててますか?(2015.09.01)
- 犬の骨粗しょう症 症状や予防法について解説(2023.05.29)
- 老犬が昼夜逆転したら 考えられる原因と対策(2023.05.26)
- 犬は体温調節が苦手!飼い主さんが気をつけることは?(2023.05.19)