「また一緒に歩きたい 車イスという選択肢」。【老犬ケア】

2017.05.29 (老犬ケア)

また一緒に歩きたい 車イスという選択肢

老犬と車椅子 最近は車イスを使っている愛犬もちらほら見かけるようになりました。

 長い間、一緒に散歩していた愛犬が歩けない姿を見るのは辛いものです。愛犬にとっても、思うように体が動かない、外の空気を感じられないことはストレスになります。

 愛犬歩けなくなった時には、愛犬、飼い主お互いの幸せのためにも、車イスの利用も検討してはいかがでしょうか?
 そこで今回は、車イスを使う時のポイントをお伝えします。

 車イスには二輪と四輪のものがあり、愛犬の状態によって選ぶ種類が異なるので、以下を参考に選びましょう。

■二輪の車イス
前足は元気に動かせる
腰を持ち上げると前足は普通に歩ける
後ろ足は軽く引きずるレベル~麻痺して動かないレベルでも可能
■四輪の車イス
前足の筋力が弱ってきている
補助しないと立っていられない
4本の足でなんとかで歩けるが体全体がふらつく。つまずいたり前に倒れたりする。
体の横やお腹の下を支えると歩ける
寝たきりだが歩きたくてバタバタしている

車イスはオーダーメイドの場合が多く、安いものではありません。
サイズ、形状などをメーカーと事前に相談したうえで、愛犬に合うものを購入しましょう。

 また、車イスはどんな犬でもすぐに使いこなせるわけではありません。
すぐに慣れて歩ける犬もいますが、車椅子を怖がったり、嫌がったりする場合もあります。無理やり乗せると、固まって歩かなくなることもあるので、最初は短い時間から始めて、嫌がらずに乗れたら、褒めたり、オヤツをあげたりしながら慣らしていきましょう。
車イスのままだと、伏せたり座ったりはできないので、必要のない時は、こまめに外してあげるとともに、使用中は常に目を離さず安全に気を配ってあげることも必要です。

 車イスを使った散歩は、足の筋力維持、寝たきりの防止になるだけでなく、外からの刺激も受けるので、認知症予防にもつながります。ハーネスのように持ち上げる必要がないため、飼い主の体への負担もありません。

 風を感じながらうっとりした表情。

 散歩中に愛犬がのぞかせるそんな表情は、飼い主にとって何よりも嬉しいものとなるでしょう。車イスは老犬の歩きたい気持ちと、飼い主のそんな思いを叶えてくれるアイテムのひとつなのです。

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