介護のノウハウを知る
ご注意 犬種や個体によって差がありますので、「状況が改善しない」「状況が悪くなった」等の場合は、その方法は中止し、早めに獣医師に相談してください。
トイレ(排泄)の介護

老犬になると、脚力の低下などで、トイレ(排泄)がうまくできなくなるケースがあります。
若い頃ならトイレ(排泄)のしつけは重要ですが、うまくトイレ(排泄)ができていた愛犬が老化により失敗が増えた場合、叱らず優しく受け入れてあげましょう。
食事(ご飯)の介護

老犬になりご飯を食べない、ご飯の量が減ったなど、食欲不振の症状が出ると、栄養バランスが崩れ、健康状態が悪化します。
犬の状態に合わせて、適切な食事を与えましょう。
また、食事(ご飯)の姿勢もつらくなります。
食べやすい姿勢が取れるよう、エサ台なども工夫してください。
散歩のサポート

犬にとって散歩はおおきな楽しみです。
一般的な老化の初期症に脚力低下があります。
そうなると、散歩に興味を示さなくなります。
しかし外に出刺激を受けたり、歩いて脚力を維持することは、年老いた愛犬の健康に不可欠です。
散歩続けられるよう、サポートしましょう。
寝たきり・床ずれへの対応

足の力が弱くなったり、ヘルニア等で神経に障害がある場合、寝たりになることがあります。
老犬の場合、短時間で床ずれの症状がでることが多いので、寝きりになった場合は、常に皮膚を注意深く観察し、予防と、早期発見に努めることが大切です
バリアフリー

脚力、視力、嗅覚、聴力が衰え、障害物を避けられなくなったり、差の上り下りができなくなったりします。
加齢が原因の場合、劇的に症状が改善すること難しいので、障害物にぶつかった時の衝撃を和らげたり、段差をなくすような対策をとりましう。
認知症(痴呆)への対応

目の焦点が定まらなかったり、意味もなく夜鳴きをするような場合、認知症(痴呆)が疑われます。
薬により改善する場合もありますので、獣医師と相談しながら介護をしましょう。
無駄吠え・夜鳴きへの対応

老犬になるとワガママになったり、認知症になどで、吠えるようになる愛犬がいます。
それ以外にも病気による苦痛のため、吠えることもあるので、まずは獣医師に相談しましょう
病気以外の原因の場合、無駄吠えをなくすことはかなり難しくなります。
お口のケア

虫歯や歯周病が悪くなると、食欲がなくなり、体力が落ちてしまいます。
できるだけ長い間、健康に食事ができるよう、歯磨きを欠かさずに行いましょう。
歯周病等で痛がる場合、無理に歯磨きをせず、獣医師と相談し、薬などで炎症や痛みを押さえながら、ケアをしましょう。
グルーミング

シャンプーは愛犬にとって負担の大きいものです。
シャンプーの時間を短くする、滑りづらい環境を整えるなどの配慮が必要です。
ブラッシングは清潔に保つことだけでなく、血行を良くする効果もあるので、嫌がらない程度に続けてあげましょう。