犬と楽しむドライブ 車に乗せる際の注意点について解説
2023.07.11 (老犬ケア)
愛犬とのお出かけに車を利用する飼い主さんも多いのではないでしょうか。
車は公共交通機関よりも自由度が高く便利ですが、乗せ方次第では危険な目に遭わせてしまうこともあるため注意が必要です。
今回は、犬と安全にドライブを楽しむために注意したいポイントをご紹介します。
■ 犬を車に乗せる際の注意点
犬を車に乗せる場合、以下の注意点を守ることが重要です。
【クレートなどを使う】
犬が車内で自由に移動できる状態にしておくのは、犬の怪我につながるだけでなく運転の妨げになることもあるため非常に危険です。運転中はクレートなどに入れておきましょう。
クレート以外にも、
・ドライブボックス
・ペット用ドライブシート
・ペット用シートベルト
などのグッズもあります。愛犬の体格や好みに合わせて活用し、安全を確保するようにしましょう。
【安全な場所に乗せる】
犬を乗せたクレートは、後部席の下に置くのがオススメです。後部席の上に乗せる場合は、シートベルトで固定しましょう。
犬を車のトランクやトラックの荷台に乗せるのは危険です。
【老犬は車に乗せる際に補助をする】
老犬は関節の痛みなどが原因で車に飛び乗るのが難しい場合があります。無理に飛び乗らせず、飼い主さんが補助をして乗せてあげるようにしましょう。
【窓やドアを確認する】
犬が車外に出てしまうと危険です。車を駐車する際には、窓やドアがしっかり閉まっているか確認してください。
ドアはチャイルドロックをかけておくと安心です。愛犬の前足がボタンに触れて誤作動を起こすことを予防します。
【車内の温度に注意する】
車内が暑すぎたり寒すぎたりすると犬が体調を崩すことがあります。
クレートの中は特に熱がこもりやすいので、エアコンの設定温度や空気の通り道に注意してください。また、直射日光にも注意しましょう。
【長時間の移動は避ける】
長時間の車の移動は犬にとってストレスになることがあります。
老犬は体力がないためさらに負担も大きくなります。適度な休憩を取り、犬にも十分な運動をさせてあげましょう。
【車酔いに注意する】
犬も人間同様に車酔いをすることがあります。めまいや吐き気、よだれ、嘔吐などの症状があらわれます。様子がおかしいと感じたら一旦車を止め、愛犬に外の空気を吸わせましょう。
車に乗る直前に食事をさせるのは避け、長時間の運転の際には都度休憩をとるようにしましょう。
◾ まとめ
犬と安全にドライブを楽しむためには、飼い主さんがきちんと愛犬の管理をすることが大切です。無理のないスケジュールを組み、飼い主さんが気を配ってあげるとよいでしょう。
長時間のドライブはストレスや疲れの原因になることも。老犬は体力がないためさらに負担が大きくなります。
都度休憩を挟みながら愛犬の様子をこまめにチェックし、体調に変化がないか観察するようにしましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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