「老犬のための緩和ケア[呼吸疾患がある場合]」。【老犬ケア】

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老犬のための緩和ケア[呼吸疾患がある場合]

2020.01.29 (老犬ケア)


抱かれる老犬「緩和ケア」という言葉を耳にすることがあります。人にもペットにも使われる言葉ですが、老化や病気など重篤な治療が必要になった時に、生活の質(QOL:クオリティオブライフ)の向上を目指すことを目的に、患者と家族の身体的・精神的な苦痛を緩和した医療や看護を行うこととされています。
もともと、人の為の医療ケアを指し、イギリスのホスピスから広がった終末期医療のことですが、最近では人と同様に暮らし、治療が行われる老犬などのペット達にも使われるようになりました。

今回は呼吸疾患がある老犬が穏やかな日常生活が送れるよう、どのような準備やサポートができるのか考えてみたいと思います。

■緩和ケアは治療のひとつ

緩和ケアはいつも通りに近い生活を送りながら、症状に合わせた緩和ケアや介護、リハビリを行います。獣医療が進んだ今では、決して終末期医療だけでなく、積極的な治療の初期段階から緩和ケアを行うことも可能です。
もちろん、医療行為や診察は病院で行うのですが、日帰り入院や通院を中心に、老犬にストレスがかからないよう住み慣れた自宅でケアを行います。

自宅でのケアはできるかぎり家族に負担がかからないよう、道具のレンタルなども調べておくと、いざというときに素早い対応が可能になります。
また、子犬の頃から気管が弱い、日頃から体力がないなど、愛犬の様子や既往症をよく理解し、シニア期を迎えたときにどういった症状が出やすいか、定期健診などを通じて予測しておくことは緩和ケアの参考になります。

◾️肺や呼吸器に疾患が出た場合のケア

犬にも猫にも比較的多い病気が心臓疾患や呼吸器疾患です。心臓や肺、気管に疾患があると、呼吸が浅く回数が多くなる呼吸不全や食欲不振、咳、運動不耐性などが目に見える症状としてあらわれます。
原因の究明や治療、薬の処方などは病院で行いますが、自宅での過ごし方を助言してもらった上で、自宅に酸素室を設置したり、安静に過ごせる環境を整えて、症状を悪化させないよう工夫をしながら、家族でサポートすることで老犬のストレスを軽減しながら治療に向き合うことができます。

[準備が必要なもの]
・高濃度酸素発生器-購入、レンタル どちらも可能
 ※通院など、車での移動中にも使用できるタイプがあります。

・ペット用酸素室(ペットゲージ)―購入、レンタル どちらも可能
 ※温度・湿度管理ができるものは高額になるため、温度管理に工夫が必要です。

・酸素濃度測定器
 ※酸素室の濃度は30%以上に設定することが多いため、30%以上測定できるものを選びます。

・温度計、湿度計

◾️まとめ

緩和ケアを行うときは、獣医師や看護師によく相談して、アドバイスをもらうことが大切です。遠慮せずに相談し、介護や看病が家族の負担にならないことが緩和ケアでは大切です。

老犬の食欲や睡眠や散歩など、好きなことをどこまで叶えてあげられるのか、また、自宅で病状を悪化させないようにどうサポートすることができるのか、また状態が急変した時のサポート体制を家族や獣医師、カウンセラーによく相談しながらご自宅での生活を可能にしてあげましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子


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