「老犬が舐め続ける原因」。【老犬ケア】

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老犬が舐め続ける原因

2019.12.09 (老犬ケア)


舐める老犬自分の体をよく舐める愛犬のご相談を受けることがあります。先日お話を聞いたNさんの愛犬は、眠たくなると足を舐め続けてしまうとのことで、毎日しつこく舐め続けている様子をみると外傷や心の病気があるのではと心配なご様子でした。

舐めすぎて皮膚炎を起こし、毛色が変色してしまうこともある舐め癖は、状態を悪化させる前に獣医師に相談してみることも必要です。
舐める部位も肉球であったり、足先であったりさまざまです。原因や対処法をまとめてみました。

■舐め癖の理由もいろいろ

本来、犬はきれい好きな一面があり、肉球や足先のにおいや汚れが気になると、きれいにしようと舐めることがあります。とくに肉球は地面に触れることで、さまざまな情報を得る大切な部位でもあります。指と指の間の汚れや臭いを気にして、きれいにしようと舐め続けることがあります。
思い当たる理由がないのに舐め続けるときは、何らかの炎症からくる痛みや痒みなどが原因になっている場合があります。また、伸びすぎた爪が痛むこともありますので、爪の長さや爪が折れていたり、割れていたりしないか確認しましょう。

そのほかに、舐め続けると飼い主が声をかけてくれると、気を引くために舐め続けることもあります。

◾️人を舐めることが好きな犬もいる

近くにいると、人の手や顔をとにかく舐めたがる犬がいます。これは大好きな飼い主を舐めていると気持ちが落ち着き、安心感が得られることが理由の1つにあげられます。また、舐めることで飼い主や人が喜んだという経験がある犬は、人を喜ばせたいという理由から舐めることがあります。

少し変わったところでは、臭いに敏感な犬は化粧品の香りやハンドクリームの香りに反応して、飼い主をきれいにしようという気持ちから舐め続けることがあります。人にとって好い匂いと、犬の匂いの感じ方は違っているようです。

■しつこく舐めるときの原因

あきらかに病的にしつこく舐める場合は、問題を抱えていることもあります。つま先の毛色が変色したり、炎症を起こした場合は早急に獣医師に相談しましょう。
指と指の間はなかなか怪我が見つけにくい場所です。地面に触れる場所なので、怪我もしやすく気になる痛みがあれば舐め続けてしまいます。ダニが食いついていたり、木の実が刺さって入り込んでいることもあります。
怪我や炎症を発見しやすくするため、足先や足裏、指と指の間の毛は短くカットしておきましょう。伸びている毛は濡れたときに蒸れて雑菌が繁殖しやすくなり、炎症の原因になります。散歩から帰ってきた時に足を洗う場合は、蒸れないように水分をきちっとぬぐうことも心掛けましょう。

あまりにしつこく舐め続ける原因にはストレスや分離不安が関係していることがあり、行動療法が必要な場合もありますので、いずれにしても一度動物病院で診察を受けたほうが良いでしょう。

■止めさせたほうがよい舐め癖

犬は舐めることで適度に清潔を保ちます。舐める行為をすべて止めさせてしまうのは、かえってストレスを溜める原因になります。
・しつこく長時間舐め続ける
・皮膚炎をおこしたり、炎症の原因になっている
・怪我や手術あとなど、治療中の場合
上記の場合は舐めることで悪影響を及ぼすため、舐めさせないように対処する必要があります。

また、止めさせる時は叱ったり靴下を履かせたりすると、そちらの方を気にしたり蒸れる場合には逆効果になることがあります。短時間の舐め癖は気にしないようにしながら、適度にエリザベスカラーを利用するなどして、舐めづらくする対応をしましょう。とくに老犬は新陳代謝が落ち、傷口が治るのにも時間がかかるので、悪化させないよう気を付けます。
人を舐める場合は、無香料のクリームや化粧品を使うなど、愛犬が気にする原因を排除していきましょう。舐めることが習慣化すると原因が取り除かれても、舐め続けることがありますので、できるだけ早い段階で対処することが望ましいです。

■舐める原因を作らない努力

舐める原因が見つけづらい場合は、獣医師に相談しながら対処を考えていきましょう。できるだけストレスを溜めないよう、ゆっくりと長時間歩くお散歩や、精神的な安定を心がけること有効です。肉球も目に見えにくい傷ができやすい場所なので、よく観察しながら原因を探っていきましょう。
舐める原因はたくさんあるので、正しく対処できるよう日頃からの観察が大切です。愛犬の癖や興味もよく知っておきましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子


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