「暖房を使う時の注意点」。【老犬ケア】

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暖房を使う時の注意点

2018.01.26 

こたつにもぐる愛犬ストーブやこたつを用意すると我先にと場所取りにくる犬や猫たち。
雪が降れば犬は喜んで庭を駆け回る・・などと唄われたのは一昔前で、いまは寒がりなワンちゃんも増え、散歩の時に洋服を着るのは当たり前の時代です。

暖房もワンちゃんの冬の生活には欠かせませんが、安全性や使い方を考慮しないと思わぬ事故に繫がることがあります。
暖房器具を使う時の注意点をまとめてみました。

暖房を使った場合の室温は、犬にとって過ごしやすいのは気温20~23℃、湿度は40~60%といわれています。外が寒いからといって室温を上げ過ぎるのも、外気温との気温差で体調を崩す原因になることがあります。適度な室温を保って、健康管理に努めましょう。

一番手軽に使える暖房器具はエアコンです。ただ、エアコンは室内が乾燥しやすいため、肌が乾燥したり、閉め切った室内では温風でホコリが舞い、アレルギーを起こすことがあります。鼻の中の粘膜まで乾燥すると、ウィルスが体内に入りやすくなる危険性もあります。
こまめな掃除と、加湿器等で湿度を保つなど、乾燥し過ぎないようにすることも必要です。
動きが鈍い老犬やサークルに入っている場合は、エアコンの風が直接当たらないようにする工夫をしましょう。また、暖かい空気は軽いので床付近が温まらず、寒い思いをさせてしまうこともあるので、毛布などを使って上手に保温を心がけましょう。

石油ストーブやファンヒーター、電気ストーブなどは、火傷の注意が必要です。尻尾が当たってしまったり、熱風の吹出口に前脚を置いたりすることで火傷をする危険性が高くなります。器具の周りに囲いを作り、一定距離より近づかないようにする工夫をしておきましょう。
石油ストーブの上にやかんを置いておいて、うっかり器具を倒したりすると、大きな怪我に繫がることがあります。老犬は家の中では走らないから大丈夫と安心せず、安全対策は念入りにしておきましょう。
焦げた臭いがしたときは、ワンちゃんが近づきすぎている可能性があるので、すぐに確認しましょう。
また、衣類や洗濯物が原因の火事が増えていますので、出かける時は必ず消火を確認し、電源を切りましょう。

パネルヒーターや電気カーペット、床暖房などは、一カ所がずっと触れていると、低温やけどをする可能性があります。利用する際は必ず毛布や厚めのタオルケットなどを敷いて、老犬が寛げるよう工夫しましょう。また、一時的に温めるのであれば、湯たんぽやお湯をいれたペットボトルをタオルに包んだものを利用すれば、お湯はだんだん冷めていくので火傷をする心配がありませんし、お留守番の際にも安心です。

こたつが大好きな老犬もいるかもしれませんが、こたつにずっと潜っていると、熱中症や脱水になる可能性があります。人が一緒に入っている場合は、時々電源を切るか、弱モードに設定する、こたつ布団を少し開けておくなど、熱くなり過ぎないように気をつけましょう。また、中央の熱源の近くにいると火傷の危険があるので、中央にはいかないよう注意しましょう。
老犬は感覚が鈍くなっているので、暖房器具の付近に長時間いる場合には、体を触って熱くなる過ぎていないか時々確認しましょう。

老犬の過ごし方は個性があります。その子にあった過ごし方をよく観察し、適切な暖房器具を揃えて、寒い冬を快適に過ごしていきましょう。

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