「老犬の食事」。【老犬ケア】

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老犬の食事

2017.11.26 (老犬ケア)


毎日の食事は、健康管理には欠かせない基礎となり、食欲は健康のバロメーターにもなります。犬は飼い主が選んだフードを食べ、体調を維持し、生活していきます。老犬になると、立つことが難しくなったり、飲み込む力が弱くなったり、スムーズに食事ができないこともあります。食事をしっかり胃まで届けるためには、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。

■ご飯を食べる姿勢は、できるだけ負担が少なくなるように食器の位置に気を配りましょう。食器は台の上に置き、頭からお腹の位置が一直線になるようにしてあげると、首や前肢にかかる負担が軽減されます。さらに食べ物がスムーズに胃まで運ばれるため、食道の負担が減ります。
立つことができない老犬の場合、寝たままで食事をさせると体のねじれから食道で食べ物が流れづらくなります。できるだけ伏せの状態にして、食べさせるとよいでしょう。

■年齢や運動量に応じたフードを選ぶようにします。シニアフードとしては7歳以上や11歳以上という年齢表示がありますが、7歳でも元気にドッグスポーツを楽しむ犬もいれば、寝ることが多くなった老犬もいて、ライフスタイルで必要なエネルギーも違います。原材料表示なども参考にしながら、表示カロリーをチェックし、低カロリーで低脂肪のフードを選び、カロリーと栄養バランスを考えながら切り替えていくとよいでしょう。老犬がフードから摂取する必要がある10種類の必須アミノ酸や良質の動物性たんぱく質が含まれていることもポイントです。

■犬も老化によって噛む力や飲み込む力がだんだん衰えていきます。若い頃は硬いものを噛み砕いて食べていた愛犬も、ドライフードをきちんと噛まずに丸呑みにしてしまうことがあります。若ければそれも消化してしまいますが、老犬の場合、体調によっては消化不良を起こすこともあります。食べたものをそのまま嘔吐することもあるので、できるだけ消化しやすい食事を与える方が、体への負担も優しくなります。
ドライフードなら潰したり、お湯でふやかしたりしながら与えていきます。食感が変わって食べにくそうなら、少し粒を残しておくなど、老犬の食欲に応じて工夫します。
冷たい食事は嫌がる老犬もいるので、人肌に温めて与えると食べやすいようです。ペースト状のフードやウェットフードは少しだけ温めて与えてみましょう。

■老犬は水分をしっかり摂ることも大切です。のどの渇きを感じにくくなり、暖かな暖房の部屋にいるだけで、いつの間にか脱水し、脱水症状を起こしていることもあります。フードをお湯でふやかし、ウェットフードを混ぜるだけでも食事から水分を摂取することができます。

散歩時間も短くなり、運動量が減った老犬は代謝も落ちているために、シニア初期には太りやすい体質になります。老犬の様子を観察しながら、体調に合った食事を与えていきましょう。

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