足のお手入れ、忘れていませんか?
2017.05.16 (老犬ケア)
体力が落ちて散歩の距離が短くなった。
歩けないので、カートで散歩を楽しんでいる。
老犬になると、そんなことも増えてくるのではないでしょうか。
そんな時に注意したいのが、爪のお手入れです。
犬は猫と違い、爪とぎをしません。硬い地面を歩くことや、地面を掘ることで、自然と爪がすり減るのです。
普段から、爪を切っていれば問題ありませんが、そんなことしたことがないという飼い主は注意が必要です。散歩しなくなると、爪はどんどん伸びてしまうからです。伸びすぎた爪が肉球に食い込み、痛みを伴うこともあります。
横になった愛犬の足先を見て、足の裏よりも爪が伸びてたら、切ってあげましょう。
爪を切るときは、中に通っている血管を傷つけないように注意します。爪が黒く、血管が分かりづらい犬の場合は、先端から少しずつ切るようにしましょう。
今までやったことがないので不安、嫌がって爪を切らせてくれないなどで困った時は、動物病院や、トリミングサロンにお願いすると良いでしょう。
老犬は足の筋力が衰えているので、若い頃に比べて踏ん張りがきかず、滑って転びやすくなります。
肉球の間の毛をこまめに刈る、カサカサになった肉球に馬油などを塗り、適度な湿り気を持たせてあげるなど、滑りづらくする工夫もしましょう。
「爪切りや肉球の手入れなど、愛犬が若い頃からずっとしていないので苦手」と放置すると、思わぬケガをしたり、足の衰えが早まったりするので、おっくうがらずに手入れしてあげしましょう。
それが長い年月、癒しをくれた愛犬への恩返しとなるのです。
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