老犬ホームに預ける飼い主の声
2015.04.30 (老犬ケア)
今週、丸2日かけて老犬ホームに愛犬を預けて入れている方のお話をお伺いしました。
共通して感じるのは飼い主の「愛犬の深い愛情」と「苦悩」です。
愛犬と一緒に暮らしたい。
愛犬の介護をしてあげたい。
自身や家族の時間的制約で、満足な看護ができない無力感。
看護疲れによって、一瞬でも愛犬への疎ましささえ感じてしまう自分への嫌悪。
夜鳴きによる睡眠不足や近隣への配慮。
こんな思いが交錯するなかで、老犬ホームへの預け入れを決められていました。
自宅介護の大変さも痛感しました。
夜鳴きのため一晩中玄関で添い寝をして、愛犬の背中をさすってあげた飼い主。
自宅介護を続けるため、動物病院の短期預かりを利用して自分自身の生活とのバランスを保とうとしたが、限界に達してしまった飼い主。
深い愛情を持ちながらも、現実の厳しさに苦悩する姿がそこにはありました。
取材した飼い主のほとんどが2週間~1か月に1回程度、老犬ホームに足を運んで愛犬と面会をしていました。
そして、すべての飼い主が発した一言。
「預けて良かった」
それは老犬ホームで、ともに穏やかな表情をして面会している愛犬と飼い主の姿が浮かでくる、不思議な温かさをもった言葉でした。
これからも老犬ケアは老犬ホームへ愛犬を預けている飼い主、そして老犬ホームスタッフへの取材を続けながら、愛犬、飼い主の幸せのための情報を提供していきます。
なお、インタビューの内容は老犬ケアで飼い主の声として提供していく予定です。
- 老犬ホームを選ぶ理由8(2015.09.17)
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