「施設訪問記 NOAH’S ARK(ノアズ アーク)」。【老犬ケア】

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施設訪問記 NOAH’S ARK(ノアズ アーク)

2020.08.25 


ノアズアーク神奈川県横浜市の老犬ホスピス「NOAH’S ARK(ノアズ アーク)」を訪問し、オーナーの角田さんにお話を伺ってきました。

事情があって飼えなくなってしまった老犬を最期まで看取る場所として、ホスピスという形の施設を開設された角田さんは、飼い主さんが高齢になって飼えなくなったり、保健所で亡くなっていく老犬がいる現状をなんとかしたいという思いが開業のきっかけになったのだそうです。
これまでにご自身の飼い犬を何頭も看取ってきた経験から老犬介護の勉強をし、愛犬を最期まで送ることの大切さを実感してきたといいます。

お預かり第一号となったワンちゃんは、飼い主さんが高齢で施設に入ることになったため、一緒に連れていくことができずに角田さんが引き取ることに。それからは家族同然にお世話をしてきましたが、一度飼い主さんの入院先にお見舞いに連れて行ったところ、ワンちゃんも飼い主さんを覚えていてお互いに再会を喜んでいたのだそう。
しかし、せっかく会えてもまたすぐに別れてしまったことで、帰ってきてからはしばらく元気がなく、人間側がよかれと思っても犬にとっては寂しい思いを募らせてしまうこともあるということに気づきました。

ノアズアーク

「やっぱり犬にとって求めてやまないのは元の飼い主さんなんですよね。どんなにお世話しても私じゃダメなんだなって切なくもなりますが、そこを否定せずにワンちゃんが寂しがっている気持ちを受け止めてそばにいてあげたいと思っています。」という角田さん。
ワンちゃん自身の気持ちを尊重して見守る姿勢は、介護や看取りの場にも表れています。
いつ逝くのかはワンちゃん自身が決めること。周りがいつかいつかと気を揉むのではなく、自分が望むような最期を迎えることができるように、看取るときには角田さんの先の予定はすべて無しにしてしまうのだそうです。

角田さんがそう思えるようになったのは、ご自身のお母様を介護した経験から。がんを患って入院している病院から家に帰りたいという希望を叶えられずに亡くなってしまったことが納得できず、たまたま知った看取り士の勉強を通じて本人の意思を尊重する看取りについて学びました。
家族がその希望を叶えることが難しくても、他の人が協力することで出来ることもある。家族に大きな負担がかかる老犬介護の現場で手を差し伸べる立場に自分が立てればという思いでこの仕事を続けています。

ノアズアーク

角田さんから今回の訪問の最後にいただいたメッセージは
「私はそれぞれのワンちゃんが思うままに最期を迎えられるように精一杯お世話をしますが、それはあくまでもサポートする人間として。ワンちゃんが最後に求めるのは元の飼い主さんですから、事情があって離れていても、心は寄り添っていて欲しいなと思います。」
というものでした。

現在は飼い主さんからお預かりしたワンちゃんのみですが、将来的には保健所からの引き取りもできるように整えていきたいという計画も語ってくださいました。
横浜市にある施設も、将来的には温泉が出る自然豊かな場所を確保できればと考えているとのこと。
近い将来実現されるかもしれない、自然の音に囲まれてのびのびと暮らす老犬たちの姿が眼に浮かぶようです。

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